ブルゾンとは？特徴や選ぶ際のポイント・おすすめのブルゾンまで解説

2021/02/26（金）

コラム

ブルゾンとは、ショート丈で裾や袖口が絞られた形のアウターの総称で、デザイン性の高いものから機能性の高いものまで幅広いバリエーションがあります。この記事では、ブルゾンの特徴や機能性、選び方を解説します。作業に適したブルゾンを選ぶためのポイントや着こなし術もあわせて紹介するので、ブルゾンが欲しいという方はぜひ参考にしてください。

1 ブルゾンとは
2 ブルゾンの主な種類
3 ブルゾンとジャンパーの違い
4 ブルゾンの選び方
5 作業に適したブルゾンを見極めるポイント
6 ブルゾンの着こなし術
7 おすすめのブルゾン5選
8 まとめ

ブルゾンとは

ブルゾンとは、ショート丈で裾や袖口が絞られた形のアウターの総称です。ブルゾンいう言葉の由来は、フランス語で「裾を絞ったブラウス」を意味するblouson（ブルーズ）だと言われています。かつてblouseは、作業時に服が汚れないように着用されていました。現在は、作業着からファッションアイテムまで幅広いブルゾンがあります。

ブルゾンの機能・用途

ブルゾンはもともと作業着として活用されていました。現在は、様々な作業に対応できるよう、ストレッチ性や防寒・防暑機能、透湿速乾性など、より機能性に優れたブルゾンが数多く展開されています。一方で、デザイン性を重視したブルゾンも増えており素材や形も非常に幅広いです。ブルゾンを買う際は、種類ごとの特徴や「目的にかなっているか」をふまえて選びましょう。

ブルゾンの主な種類

それでは、ブルゾンの種類は具体的にどのようなものがあるのでしょうか。主なものを3つご紹介します。

ジップアップブルゾン

ジップアップブルゾンとは、フロントの開閉部分がジップ仕様になっているものを指します。様々なシーンに合わせられるのが特徴です。カジュアル感の強いブルゾンが多い中、ビジネススタイルのアウターとしても活用できる便利なアイテムです。

MA-1

MA-1はもともと、アメリカ軍のフライトジャケットとして開発されたブルゾンです。ゆったりした身幅や袖で動きやすいのが特徴です。生地の表面についた水分の氷結を防ぐためにナイロン素材で作られたものが多く、また中綿入りのものはより防寒性に優れています。

Gジャン

Gジャンとはデニム生地でつくられたブルゾンです。ファッションアイテムとしてのイメージが強いですが、動きやすく丈夫なため、ワークウェアとしても適しています。幅広い加工感・デザインが流通していますが、大人らしい着こなしにはダメージ無しの濃色タイプがマッチします。

ブルゾンとジャンパーの違い

ブルゾンとジャンパーは呼び方が異なるだけで、明確な違いはありません。ジャンパーもブルゾン同様、ショート丈で裾・袖が絞られた形の上着を指します。ちなみに、ジャンパーは和製英語で以前は多く使われていましたが、現在はブルゾンという呼称が一般的になってきています。

強いて言うならば、ジャンパー＝機能性が高い、ブルゾン＝ファッション性が高いというイメージで用いられることが比較的多いでしょう。

ブルゾンの選び方

ブルゾンはバリエーションが豊富なため「どうやって選べばよいかわからない」という方もいるのではないでしょうか。そこで、自分に合ったブルゾンを選ぶためのポイントを紹介します。

価格で選ぶ

ブルゾンは価格帯が幅広いアイテムです。たとえば、ワークランドでは千円代～数万円代までの商品を取り揃えています。防水性や防寒性が高い商品は高価格になる傾向があります。しかし、作業服メーカーの商品は比較的、高機能で低価格のものが多いです。まずは価格帯で候補を絞り込み、その中で機能性の高そうなものを選ぶのもおすすめです。

形・デザインで選ぶ

上着は見た目の印象を大きく左右するため、好みの形・デザインであるかも重要なポイントです。ブルゾンは作業時だけでなく、普段着としても着用できるデザインが多く展開されています。丈感や色味も様々なので、手持ちの服との合わせやすさを考慮して選んでみるのもよいでしょう。体型や全体のシルエットとのバランスによっても、印象が大きく変わります。

素材で選ぶ

ブルゾンは様々な素材のものがあります。たとえばナイロンなら摩擦に強く傷みにくい、ポリエステルは比較的安価で伸縮性が高い、綿は通気性・吸水性に優れている、レザーは熱に強く長く着られるなど、素材ごと特徴があります。求めるテイスト・機能性に合った素材を選ぶことが大切です。季節に合った素材で使い分けるのもおすすめです。

作業に適したブルゾンを見極めるポイント

作業用ブルゾンを購入する際は、作業の内容に合わせて選ぶことが大切です。より作業に適したブルゾンを選ぶために、チェックすべき項目を紹介します。

防寒・防暑機能を備えているか

特に屋外での作業用に購入する場合、防寒・防暑機能は必ずチェックしましょう。防寒性の高いものとしては、たとえば蓄熱素材や中綿入りのもの、風・冷気の侵入を防ぐ構造になっているものや防水性が高いものを選ぶのがおすすめです。一方で防暑性の高いものとしては、遮熱素材のものや、空調服・ファン付き作業着（小さいファンがついた服があります。

透湿性・吸汗速乾性が優れているか

汗をかく作業をする場合は、「透湿性・吸汗速乾性に優れているか」がポイントです。透湿性が低いと汗冷えにつながったり、体内に熱がこもったりします。透湿性や吸汗速乾性を備えたブルゾンを選ぶことで、ムレにくく冷えにくいという利点があります。たとえば、「透湿度 (g/m2/24hrs)の数値が高いか」「（綿・ドライ素材など）速乾性に優れた素材か」といった観点で選ぶとよいでしょう。

耐久性があるか

建設現場などハードな作業を伴う現場で着用する場合は、耐久性が重要です。ナイロンや綿など摩擦に強い素材のものや、縫製がしっかりしているものなどが適しているでしょう。作業服メーカーの商品は基本的に耐久性が高いものが多いです。また、火を扱う作業の場合は防炎加工が施されているものや耐熱性が高い素材のものを選びましょう。