冬場の屋外で活躍する防寒着。仕事やアウトドアに使用しているうちに汚れが目立ってくることも。シーズンが終わってからクリーニングするという方が多いようですが、防寒着を自宅で洗うことはできないのでしょうか。今回は、防寒着を自宅で洗う方法や洗濯機で洗うことのできるおすすめの防寒着を紹介します。

防寒着は洗濯機で洗える?

近年では、自宅で洗濯ができるイージーケアの防寒着も登場していますが、自宅で洗うことのできない防寒着が多く存在します。特に、ウール・レザーを使用した防寒着は、水洗い自体が不可のため注意が必要です。また、中綿を使用したダウンも洗えないものが多いため、タグを必ず確認するようにしましょう。

洗濯表記の見方

洗濯表記には、2016年に新しい表記に変更され、日本独自の規格から国際規格に統一され、現在は、図柄が7種類存在します。ここからは、洗濯表記の見方について紹介します。

図柄
意味
洗濯
洗濯桶のマークで表示します。
桶内の数字は液温の限度を示しています。
洗濯桶の下の横棒は、水流の弱さを表し、横棒が多いほど弱い水流での処理が必要です。
手のマークがある場合には、40℃を限度とした液温での手洗いが可能。
×印のあるものは、家庭での洗濯が不可です。
漂白
三角形で表示します。
塩素系・酸素系どちらの漂白剤の使用も可能な場合、三角形で表します。
三角形内に斜線がある場合は、酸素系漂白剤の使用のみ可能です。
三角形に×印のあるものは、塩素系・酸素系どちらの漂白剤も使用不可です。
タンブル乾燥
コインランドリーの乾燥機や、家庭用ドラム型乾燥機で使用される温風を当てながら回転させることで乾燥させる方法です。□内に○で表示され、○内の点は、温度を示します。点が一つだと排気温度の上限が60℃、点が二つだと温度の限度が80度です。記号に×印のあるものは、タンブル乾燥が不可です。
自然乾燥
(干し方)
□内に縦線、横線を用いて表示します。縦線がつり干し、横線が平干しを表します。斜線がある場合には、直射日光を避ける陰干しが良いとされている表示です。従来の「絞り方」記号は、新しい洗濯表示では廃止されました。
アイロン
アイロンがかけられるかは、アイロンマークで表します。
アイロン記号内の点の数が少ないほど、底面温度が低く、点が多いほど高い温度でもアイロンをかけることが可能なことを三段階で示しています。なお、点が一つの場合はスチームの使用も不可です。
ドライ
クリーニング
○内にアルファベットの記載がある図柄は、商業用洗濯表記、クリーニングの記号です。丸の中のアルファベットは、有機溶剤の種類を表し、「P」は、パークロロエチレン、石油系溶剤どちらを使用したドライクリーニングも可能なことを表しています。「F」は、石油系溶剤のみでのドライクリーニングが可能なことを表し、○の下に横線がある場合には、弱いドライクリーニングか可能なことを表しています。
ウエット
クリーニング
新設された「W」、ウエットクリーニングの記号は、有機溶剤を使用せずに行う特殊な水洗いを指します。

洗濯機のドライコースとドライクリーニングの違い

家庭用洗濯機の「ドライコース」とドライクリーニングを混合される方がいらっしゃいますが、この二つは大きく違います。

洗濯機のドライコースは、水と洗剤を使用し通常のコースより優しく洗浄します。デリケートな素材や型崩れさせたくない大切な衣類の洗浄に適した洗濯方法です。一方、ドライクリーニングは、石油系の有機溶剤などを使用することで水を使わずに汚れを落とす洗浄方法です。皮脂や口紅などの油性汚れに強い効果を発揮します。また、ウールやカシミアなど、通常の洗濯には向かない素材や、スーツなどを洗うことが可能です。

防寒着を自宅で洗う方法

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防寒着をご自宅で洗う場合には、前述した洗濯表示を必ず確認するようにしましょう。洗濯が自宅での洗濯が可能な場合には、以下の方法で洗います。

洗濯機で洗う

防寒着を洗濯機で洗う場合は、中綿が崩れないように裏返しにし、ファスナーやボタンを全て閉めて洗濯ネットに入れて洗います。柔軟剤や塩素系漂白剤、染み抜き剤は使用せず、防寒着のみで洗いましょう。

洗濯機での洗浄を想定した防寒着も近年増えていますが、そうでない場合にはドライコースか、または手洗いコースで洗濯を行いましょう。乾燥機には入れず、形を整え、風通しの良い場所で陰干しをすることで、劣化を防ぎます。

手洗いで洗う

洗濯表示に手洗いのマークのみがある場合には、洗濯機は使用せずにお手入れを行いましょう。汚れている部分が一部のみの場合は、中性洗剤を利用し集中的に洗うのが望ましいですが、全体的に洗う場合には、防寒着を折りたたみ、40度以下のぬるま湯の中で揉むように優しく洗います。

使用する洗剤は、縮みを防ぐニット洗い専用の洗剤がおすすめです。こちらも、乾燥機には入れず、形を整え、風通しの良い場所で陰干しを行います。

素材別お手入れ方法

防寒着には、さまざまな素材が用いられています。雨や雪を防ぐ防水性を持ったものや、柔らかく暖かいニット製のものなど。以下では、素材別のお手入れ方法について説明します。

防水防寒着

防水性のある防寒着は、水を弾いてしまうため洗濯機での洗浄は不向きです。そのため、汚れが気になる部分だけを洗います。中性洗剤をつけて、優しく洗うのがポイントです。その際、ブラシなどは使用せず、脱水や乾燥機の使用も避けてください。ただし、洗濯表記に洗濯可能な表記がある場合には、手洗いを始め洗濯が可能です。全体を洗った場合は、形を整えて、風通しの良い場所で陰干しを行いましょう。

撥水性を復活させる方法

生地表面の極細の毛「撥水基」によって水を弾く撥水加工。経年劣化により撥水基が倒れると効果が薄れ、水を弾かなくなります。そんな時は、熱を加えることで撥水基を復活させることができます。ドライヤーや、低温に設定したアイロンをかけることで撥水基を起こし、撥水性を取り戻すことが可能です。アイロンをかける場合には、当て布を必ずしましょう。

ゴアテックス防寒着

アウトドアウエア素材として人気の高いゴアテックスを使用した防寒着は、撥水性を維持するため、その日のうちに表面の汚れを拭き取り、濡れている場合はドライヤーなどを用いて乾かすことが大切です。撥水性に優れたゴアテックスですが、上述した防水防寒着とは異なり洗濯機で洗えるもの、さらに乾燥機に耐えられる防寒着も多くあるため比較的お手入れが簡単に行えます。

洗濯機で洗える場合には、液体洗剤を少なめにし、洗濯ネットに入れて洗います。その際、ファスナーやベルクロを閉めることも忘れずに。洗剤が残ってしまうと撥水性の低下に繋がるため、すすぎをしっかりと行うことが大切です。

洗濯表記が手洗いマークの場合には、防寒着を畳み、40度以下のぬるま湯で優しく押し洗いを行います。洗ったあとは、形を整え、風通しの良い日陰で干します。生地の劣化防止のため、直射日光は避けましょう。

陰干し後は、ドライヤーや、低温のアイロンをかけて撥水機能を復活させます。アイロンをかける際は、必ず当て布をし、スチーム機能はOFFにしてください。定期的に撥水スプレーをかけることで、さらに撥水性が持続します。

ニット素材防寒着

自宅で洗濯できるニット素材であれば、洗濯ネットに入れて洗濯できます。ドライコースや、手洗いコースで洗うのがおすすめです。脱水を早めに終わらせ、乾燥機を使用せずに陰干しで乾かします。ウールやカシミアなどのように水洗いが不可な素材の場合には、汚れが気になる部分を濡れタオルなどで拭いてお手入れを行い、シーズン終わりにクリーニングに出しましょう。

シーズン中の日常的なケア

冬季間、毎日着用するのにも関わらず日常的に洗濯を行わない防寒着は、日頃のケアが大切です。防汚加工が施されているものが多いですが、汚れがついてしまった場合には、その日のうちに濡れタオルで拭き取るかつまみ洗いを行い綺麗に保ちましょう。撥水加工などが施されている場合には、その日のうちに、きちんと乾かすことも機能を維持するために重要です。

洗濯機で洗えるおすすめの防寒着

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次に、ワークランドで取り扱いのある「洗濯機で洗える防寒着」のおすすめ商品をご紹介します。

[バートル]8210防寒ジャケット(大型フード付)(ユニセックス)

表面に綿100%のアーミーサテンを使用したハードワーク対応の防寒着です。ミリタリー要素のあるデザインで、日常使いにも最適。防汚加工が施されているため、汚れが付きにくいのが嬉しいポイントです。また、家庭用洗濯機での洗濯に対応しているためイージーケアが可能です。バートルから販売されている電熱パット「サーモクラフト」対応モデルで、装着することによりさらなる暖かさを実現します。ユニセックス対応シルエットのSサイズから3XLまで展開、ネイビー、ブラック、アーミカーキとベーシックなカラーバリエーションです。

[バートル]5004防寒ベスト(ユニセックス)

ヴィンテージテイストのワークデニム防寒ベストは、デザイン性も高いため屋外仕事だけでなく日常使いにも最適です。バートルのサーモクラフト対応モデル。フロントは、ダブルジップファスナーのため、温度調節が簡単に行えます。家庭用洗濯機での洗濯ができるため、汚れたらすぐに洗えます。ユニセックスに対応したS、MサイズからXXサイズまで5展開です。カラーバリエーションは、異素材のバイカラーがオシャレなインディゴとシックにキマるブラックの二色です。

[自重堂]28063防水防寒コート(フード付)

防水、透湿性を追求したハードワーカー向けの防寒着です。雨や雪などの悪天候時にも、水の侵入を防ぎます。防水性の高い衣類のデメリットであった蒸れにも対応。高い透湿性で蒸れによる不快感を防ぎます。型崩れしにくいポリエステル100%で、洗濯後も優れた撥水性をキープします。カラーバリエーションは、ネービー、グリーン、パープルの三色。サイズは、Mから4Lまで広く対応しています。コートタイプで、着丈が長いため、寒さで過酷な屋外仕事にも最適です。

[自重堂]28060防水防寒ブルゾン(フード付)

自重堂「28060シリーズ」のブルゾンタイプです。着丈が短いため、動きやすいです。裏地は、起毛になっており保温性の高さが魅力です。洗濯後も撥水性をキープ。水を弾くだけではなく、汚れも付きにくい防汚加工が施されています。サイズは、Mから4Lまでの5展開で、カラーバリエーションは、ネービー、グリーン、パープルの三色です。

自重堂[JAWIN]58180防寒ベスト

表面にコーデュロイ、デニム、高密度タフタの3種類の異素材を組み合わせてデザインされたカジュアルテイストな防寒ベストです。ベスト表面には英字プリントが施されています。中綿200gキルトを採用しているため暖かいです。洗濯時は、デニム素材の特性上色落ちの可能性がありますのでご注意ください。サイズは、S〜4Lの6展開でカラーバリエーションは、ネービーとブラックの二色です。

[ジーベック]352ディンブル防寒ブルゾン

日常使いにも最適な防寒ブルゾンです。背中には、保温性の高い蓄熱保温素材を使用しています。袖口はバインダー仕様になっており、冷気の侵入を防ぎます。着心地が軽いため、作業時に負担がありません。カラーバリエーションは、コン、グレー、クロとベーシックな三色。シレー加工が施されたカジュアルなデザインです。サイズは、Sから5Lまで幅広くカバーしています。ポリエステル100%で、シワがつきにくい素材のため、畳んで持ち運びにも便利です。暖房のない室内作業での着用や、移動時に最適です。

まとめ

今回は、防寒着の洗濯方法を始め、お手入れの仕方について紹介しました。防寒着についている洗濯表記を必ず確認して、正しい方法でお手入れを行いましょう。日常的にケアを行うことで機能性が高いまま長く使用できます。家庭用洗濯機での洗濯が難しい防寒着が多いのも事実ですが、近年では洗濯を想定した防寒着も登場し、日常的なケアが行えるようになってきました。

ワークランドでは、洗濯が可能な防寒着を始め、過酷な冬の寒さにも対応した防寒着を多数取り揃えています。ご購入を検討の場合はぜひ、ワークランドをご利用ください。

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