作業着用のブルゾンの洗濯方法を知りたい方に向けの内容を取り上げています。作業用ブルゾン洗濯の際は、まず自宅で洗えるかクリーニングに出す必要があるか、洗濯表示で確認しなければいけません。この記事では中でも自宅で洗うことが可能な場合の「手洗い」「洗濯機」それぞれの洗い方や注意点などを解説しています。ぜひ参考にしてください。

作業用ブルゾンの洗濯手順

作業用ブルゾンを洗濯する場合、今持っている製品もしくは今後購入を検討している製品が、どのような洗濯方法に対応しているのか、洗濯表示マークで確認することから始めましょう。ブルゾンというとクリーニングのイメージがあるかもしれませんが、自宅で洗えるブルゾンは少なくありません。

自宅で洗濯可能かどうかは、ブルゾンの裏側に付いている洗濯表示で判断します。洗濯表示によっては、自宅の洗濯機や手洗いで洗濯可能です。以下では、確認方法や洗濯方法について解説します。

洗濯表示マークを確認する

ブルゾンにどのような洗濯表示マークが記載されているのか確認しましょう。洗濯表示マークでは、洗濯方法のほか、水流の強さや水温などについても記されているため、しっかりとチェックしてください。

例えばおけのマークが付いている場合は、洗濯機で洗濯可能です。また、おけに手を突っ込んでいるマークは手洗いに対応しています。ただし旧洗濯表示では手のマークがなく、「手洗イ」と記載されているため注意が必要です。

なお洗濯表示マークがない場合は、原則洗えないものと考えるか、素材によって洗えるか洗えないかを調べる、もしくはクリーニング屋さんに相談してみるなどしてみてください。

今回、取り上げる洗濯表示以外にも、クリーニングや漂白剤、乾燥機、アイロンの使用などについても確認できます。詳しくは、こちらでご確認ください。

新表示

旧表示

洗濯ができないマーク

洗濯表示の中には、洗濯ができないことを表すマークがあります。このマークがあるときは洗濯不可となるため注意してください。洗濯不可となるマークの概要は以下の通りです。

・家庭での洗濯不可：新旧の洗濯表示とも、おけに水が入っているマークに大きな×印がついている

・ドライクリニーング不可：新表示は◯印に大きく×印が、旧表示は◯印のなかに水と「ドライ」の表記がありその上から大きくばつ印がついている

・ウェットクリーニング不可：◯印の中に「W」が書かれておりその上から大きく×印がついている。新洗濯表示のみ

それぞれよく確認したうえで対応してください。

洗濯ができるマーク

洗濯ができるマークには水洗いのものと手洗いのものがあります。また、温度や水流の指定も書かれていることもあるため、注意してください。それぞれの概要は以下の通りです。

・水洗い：おけの中に水を張っているマークがあり、その上には温度を示す数字が、下には洗濯機の強さを示す横棒がついている

・手洗い：おけの中に水を張っているマークがあり、その中に手を突っ込んでいる

棒の数や温度を示す数字が何パターンかあるため、よく確認する必要があります。

洗濯表示に沿って洗濯方法を選ぶ

ブルゾンを洗濯する際は、洗濯表示に沿って洗濯方法を選ぶ必要があります。ここでは、具体的な洗濯方法について解説します。

クリーニングに出す

「◯」のマークがついている場合は、クリーニングに出して綺麗にしてもらう必要があります。ただし、クリーニングと一言で言っても、衣類の種類や襟・袖・裏地の有無などによって料金が異なるため注意してください。

自宅で洗う（手洗い・洗濯機）

おけのマークがついている場合は、自宅での洗濯が可能です。ただし、自宅で洗う場合は、手洗いなのか洗濯機なのか洗濯表示を確認する必要があります。なおこの記事では、特に自宅で洗う場合の方法について解説していきます。

ブルゾンを手洗いで洗濯する方法

ここでは、ブルゾンを手洗いで洗濯する際の方法について解説します。

準備するもの

ブルゾンを手洗いする際は、大きめの洗面器もしくはたらい、水をはれる洗面台などを用意してください。また、洗剤はおしゃれ着用洗剤などの中性洗剤かアルカリ性洗剤を用意します。また、洗濯後の脱水を洗濯機で行う場合は、洗濯ネットも用意しましょう。

洗濯手順

手洗いの際の洗濯手順は以下の通りです。

1)洗面器などに表示に沿って、適温の水に規定の量の洗剤を混ぜて洗浄液を作る

2)ブルゾンを畳んだ状態で洗浄液につけて優しくもみ洗いする

3)泡が出なくなるまで水を入れ替えてすすぐ

4)ブルゾンを畳んで洗濯ネットに入れ洗濯機で脱水するかタオルで水分をふき取る

5)干す

すすぎが不十分だと洗剤がブルゾンに残り、変色する恐れがあるため注意してください。また、脱水する場合時間は短めに設定し、ふき取りの場合はねじって絞らないようにしましょう。

ブルゾンを洗濯機で洗濯する方法

ここでは、ブルゾンを洗濯機で洗濯する際の方法について解説します。

準備するもの

洗濯機で洗濯する際は、当然、洗濯機が必要です。また、洗濯ネットも用意しておきましょう。洗剤に関しては手洗い同様、おしゃれ着用洗剤などの中性洗剤かアルカリ性船内を利用します。

洗濯手順

洗濯機で洗濯する際の手順は以下の通りです。

1)ブルゾンを畳んで洗濯ネットに入れる

2)洗濯機の手洗いコースや弱水流コースなどの設定で、洗剤を入れて洗う

3)干す

基本的には通常の洗濯と大きく変わりはありません。ただし、ブルゾンが型崩れする恐れがあるため、洗濯の際は洗濯ネットを使用してください。また、洗濯表示に沿って水流を選び、脱水は短めにするのがポイントです。

ブルゾンを自宅で洗濯する際の注意点

ここでは、自宅でブルゾンを洗濯する際の注意点について解説します。ブルゾンを洗う際は、洗濯表記に従うことを前提として、ここで取り上げる注意点を参考にしてみてください。

洗剤の種類に注意する

洗濯の際は、洗剤の種類に注意しましょう。洗濯表示の中には、洗剤の種類を指定しているものもあります。そのため、表示に応じて中性洗剤やアルカリ性洗剤を使い分けてください。また、洗剤の中には漂白成分が含まれているものもあり、そのような洗剤を使用するとブルゾンが色落ちする恐れがあります。

そのため、使用する洗剤の成分を確認し色落ちしないか確認することも重要です。

中性洗剤の特徴

中性洗剤は、アルカリ性洗剤と比べて肌に優しく、生地を傷めにくいという特徴があります。そのため、ブルゾンの洗濯には中性洗剤の利用がおすすめです。

アルカリ性洗剤の特徴

アルカリ性洗剤は、中性洗剤と比べて洗浄力が高い点が特徴です。ただし、ブルゾンによっては生地を傷めてしまう恐れもあるため、素材をチェックして問題なければ利用しましょう。

汚れ具合によって予洗いしておく

ブルゾンの汚れがひどい場合は、事前に予洗いをするのがおすすめです。予洗いとは、洗濯する前に行う工程で、汚れの酷い部分を手洗いすることです。予洗いをしておけば、洗濯した際に汚れが落ちやすくなります。予洗いは特に泥汚れや油汚れがひどい場合などに効果的です。

また、襟やポケットなどの汚れを予洗いするときは、直接洗剤をつけておきます。ここでは、具体的な予洗方法解説します。

泥汚れがひどい場合

泥汚れがひどい場合、いきなり水洗いはしないでください。泥汚れは、乾かしたうえで払い落としてから洗います。泥が湿ったままだと、泥が衣類の繊維の奥まで入り込むため汚れが落ちにくくなります。予洗いは、汚れのひどい部分に固形石鹸を塗り、洗濯ブラシを使って洗います。泥汚れ専用の洗剤もあるため、そのような商品の使用もおすすめです。

油汚れがひどい場合

油汚れは、油が固まることでできているため、お湯を使ってとかす必要があります。また、油汚れは酸性であるため、アルカリ性の洗剤に浸けおきするのがポイントです。ちなみに、アルカリ性洗剤以外にも、セスキ炭酸ソーダも汚れが落ちると評判なので利用してみるといいでしょう。

洗濯機を使う場合は洗濯ネットに入れ、脱水は短時間にする

洗濯機で洗濯する場合は、ブルゾンが傷んだり型崩れしたりするのを防ぐために洗濯ネットを使用しましょう。また洗濯機による脱水は、少なからず衣類がダメージを受けるため、脱水時間は短めに設定するのがポイントです。

ファスナーは閉め、ボタンはとめておく

ブルゾンのファスナーは閉めておき、ボタンはとめておくようにしましょう。開きっぱなしだと、ブルゾンの生地を傷めたり、型崩れに繋がったりするため注意が必要です。また、ファスナーとボタンを閉じたら裏返しにしておくとさらに生地を守ることができます。

干す際には直射日光を避ける

洗濯したブルゾンは直射日光を避け、日陰の風通しの良い場所に干しましょう。これは、直射日光が当たると、ブルゾンが変速する恐れがあるためです。また、干す際はシワを伸ばし、形を整えた状態で干すのもポイントとなります。

撥水加工・中綿が入っている製品は洗濯機で洗わない

撥水加工が施されているブルゾン、中綿が入っているブルゾンは、洗濯機で洗わないようにしましょう。これは洗濯機で洗うと、ブルゾンが浮き上がり洗えなかったり、生地が破けたり、洗濯機が壊れたりする恐れがあるためです。

洗濯する際は手洗いで行いましょう。また洗濯後は、ドライヤーやアイロンをあてることで撥水効果が戻るため、試してみてください。

中性洗剤でふき取りのみ可の製品もある

撥水加工が施されているブルゾンや防水加工済みのブルゾン、ゴアテックス製品などは、中性洗剤による汚れのふき取りしか行えないものもあります。そのため、洗濯前には必ず注意書きや洗濯表示を確認してください。

自宅洗い可能なおすすめの作業用ブルゾン

ここでは、自宅での洗濯が可能な作業用のブルゾンを紹介します。

[バートル] 5004 防寒ベスト (ユニセックス)

「[バートル] 5004」は、丸洗いができるベストです。ストリートカジュアルなムードをプラスしたヴィンテージテイストのワークデニム防寒。サーモクラフト(電熱パット)装着対応モデル。ウエスタンヨークに高強度コーデュラナイロンを採用。男女ユニセックスに対応したすっきりとしたスマートなシルエット

[バートル] 8210 防寒ジャケット (大型フード付)

「[バートル] 8210」は、火や熱を扱う現場でも使える防寒ジャケットです。洗濯機での洗濯に対応しており、一般家庭洗濯に対応したウォッシャブル仕様によりイージーケアを実現。また、耐久性があり、滑らかな表面感のバックサテンはミリタリーの王道ファブリック。・保温性のあるアルミメッシュを内側に備え、電熱パッドとの併用で抜群の保温力を追求。

まとめ

ブルゾンを洗濯する際は、必ず洗濯表示を確認しましょう。製品によっては洗濯機で洗濯するもの、手洗いで洗濯するもの、クリーニングに出すもの、ふき取りのみのものなど様々です。また洗濯する際は、今回紹介した洗濯方法を参考に行ってみてください。

ワークランドは、太洋繊維株式会社が運営する作業着・ユニフォームの専門店です。関東に20店舗を展開しており、ブルゾンをはじめ、数多くの商品を取り揃えているので、ぜひご利用ください。

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