寒さの厳しい冬季の屋外仕事に、防寒コートは必須です。近年では、防水性だけではなく、保温性の高い素材を使用した防寒コートも登場しています。今回は、防寒コートを選ぶ上でのポイントや、おすすめの防寒コートを紹介します。

冬の現場仕事に外せないポイント

一口に防寒コートといっても、さまざまな素材や特徴、値段などがあります。ここからは、防寒コートを選ぶ上で外せない5つのポイントを紹介します。

耐久性の強さ

現場で使用する防寒コートには、耐久性が求められます。職種によって異なりますが、屋外の仕事では、過酷な現場で作業をすることも少なくありません。近年では、低価格なアパレルブランドも増え、安価でコートなどを購入することも可能になりましたが、耐久性という面では、不安が残ります。
その点、作業着などのユニフォームを専門としたメーカーが販売する防寒コートは、過酷な使用環境を想定した作りになっているため、毎日の現場仕事にも耐えうる耐久性を持っているコートが多いです。

耐水性と透湿性

屋外作業では、「耐水性」も重要です。耐水性は、「耐水圧」と呼ばれる耐えられる水の圧力を数値で確認できます。小雨程度の雨への耐水圧は300mm、傘が必要な中雨への耐水圧は2,000mm、大雨には10,000mm、嵐への耐水圧は、20,000mmと表します。このように、数値が増えるほど、耐水性が高いことを表しています。
また、耐水性と同様に重要な性能に「透湿性」があります。透湿性とは、衣類内の蒸れにくさを指します。汗になる前の水蒸気を外に出すことで衣類内がベタつくのを防ぎ、快適に作業できます。作業時に使用する防寒コートは、10,000g/m2前後の透湿性を持つものを選びましょう。

保温性の高さ

保温性の高さ 氷点下になることもある冬の過酷な屋外作業。「保温性」の高い製品を選ぶことで、体温が奪われるのを防ぎます。保温性の高い防寒コートには、中綿の入ったダウン素材や、裏起毛、アルミメッシュ素材などがあります。
また、フードをゴム紐で調整することで、顔まわりを風や雨から守れるだけではなく、首周りの保温性も高まります。さらに、雪が降る地域には、フードや、袖の絞りは重要なポイントです。

価格と品質のバランス

防寒コートを選ぶ上で、価格と品質のバランスがとれた製品を選ぶことはとても大切です。デザイン性を重視するアパレルブランドに比べ、流行に流されない定番のデザインを生産するユニフォームメーカーは、価格を抑えられるという利点があります。耐久性のある高い品質の製品を低価格で手に入るため、屋外での現場仕事に最適と言えます。

軽量

仕事着として長期間着用する場合には、「軽量」であることが大切なポイントです。ウールなどの暖かいコートは重量感があり、長時間着用していると肩こりなど疲れを誘発しやすいデメリットがありますが、ユニフォームメーカーで生産されている防寒コートは、軽量であることが多いです。保温性が高く軽いアルミメッシュなどを使用することで、暖かさと軽さを共存させることが可能です。

防水性と撥水性の違い

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防寒コートを選ぶ際の外せないポイントとして「耐水性」をあげましたが、混合される機能に「防水」と「撥水」があります。耐水は、上述した通り、雨に耐えうる耐水圧を指します。以下では、「防水」と「撥水」について説明します。

防水性

「防水」とは、生地の中に水が侵入するのを防ぐことを指します。水圧をかけても、水が侵入しない、またはしづらい生地のことです。
撥水加工と異なり、素材自体に加工が施されているため、経年劣化により効果が落ちることはありません。塩化ビニルや合成ゴムなどを用いた衣類は、水を完全に防ぐことが可能です。
空気も通さないため、蒸れやすいデメリットがありましたが、近年では特殊な防水フィルムを使用することで、水分は通さず空気のみを逃せる防水透湿素材が登場しています。ゴアテックスなど、多くの作業着やコート類に使用されています。屋外の現場作業など長時間、外で作業する場合には防水機能のあるコートを選びましょう。

撥水性

「撥水」とは、生地の表面の水を弾くことを指します。シリコンやフッ素で生地表面をコーティングすることで水分が雫となり表面を滑り落ちます。少量の雨であれば対応することが可能です。
撥水は、撥水加工が施された糸を使用した素材などによって作られています。そのため、経年劣化により撥水機能が弱まりますが、市販の撥水スプレーなどを用いることでも同様の効果を得られるため、手軽に使用できるのもメリットです。なお、表面をコーティングしても、通気性は損なわれないため、蒸れにくいというメリットがあります。

防汚加工で簡単ケア

防寒コートを含むアウター類は、シーズン終わりにクリーニングに出す程度で、日常的なお手入れはあまり行いません。現場作業が多い職種の場合、汚れが付きやすいですが防寒コートの中には防汚加工が施されている製品も存在します。以下では、防汚加工について紹介します。

防汚加工とは?

防汚加工とは、撥水撥油加工をすることで汚れをつきにくくしたり、ついた汚れが洗濯によって落ちやすくしたりする加工のことをいいます。
食べ物や飲み物を始め、皮脂汚れなどにも対応しています。この防汚効果により、頻繁にお手入れしなくとも綺麗な状態を維持したまま着用することが可能です。防汚加工には、大きく分けて3種類あります。以下ではそれぞれの加工について簡単に紹介します。

SG(ソイルガード)加工

フッ素樹脂で繊維を覆うことで凹凸をなくし、滑りやすくすることで、汚れをつきにくくする加工です。代表的なSG加工に「テフロン加工」があります。フライパンなどでも馴染みがありますが、水や油を弾くことで汚れにくくする性質を持ちます。作業着やユニフォームなどに多く使用されています。

SR(ソイルリリース)加工

表面に機能性ポリマー樹脂を用いることで洗浄時、繊維に水を浸透させやすくする加工です。ソイルガードとは、逆で、親水性を高めることにより汚れを落としやすくします。また、ソイルガードとソイルリリースを合わせた加工を「SGR(ソイルガードリリース)加工」と呼びます。

SH(ソイルハイド)加工

繊維の断面構造で光を反射させることにより汚れを目立たなくさせる加工です。カーテンやカーペットなど洗濯ができない生地に加工されることが多いです。

ひどい汚れには中性洗剤を

ひどい汚れがついてしまった場合には、中性洗剤を使用して落としましょう。漂白剤や柔軟剤など、衣類によって使用できない場合がある洗剤ではなく、中性洗剤で落とすのがおすすめです。汚れている部分だけをスポンジなどを用いて洗い、汚れを落とします。
防水加工がされていないコートの場合は、洗濯表記を確認して手洗いができる場合や、洗濯機で洗うことのできる防寒コートも登場しています。

おすすめの防寒コート8選

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次に、ワークランドでご用意している防寒コートのなかから、おすすめの商品をご紹介します。

[自重堂]48383エコ防水防寒コート(フード付)

10,000mmの耐水圧で大雨にも対応できる防水防寒コートです。スリムで軽く暖かい「シンサレート」に保温機能とドレープ性をプラスした素材、「シンサレートウルトラ」中綿を使用。風や雨を防ぎながら暖かさも実現します。リサイクル素材で作られているため、環境にも配慮されています。アジャスター付きのフードでサイズ調整ができ、二重衿で風による冷えから身体を守ります。カラーバリエーションは、ネイビー、グリーン、ワインと落ち着いた色味の三色展開で、サイズは、M〜5Lまで幅広く対応しています。

[自重堂]48193防汚加工防寒コート(フード付)

スポーツテイストのデザインの防寒コートです。防汚加工が施されているため、毎日着用する仕事用防寒コートとしても最適です。フードは収納式になっており、撥水加工もされているため、突然の雨にも対応します。カラーバリエーションは、ネービー、シルバー、ブラックの三色。サイズは、S〜5Lまでの7展開で、スポーツブルゾンのようなデザインでベーシックな色合いです。女性にも着用しやすいデザインです。

[自重堂] 48053 ダブルライナー防水防寒コート(フード付)

取り外し可能なダブルライナーで温度調節が簡単に行える防寒コートです。高機能中綿「シンサレート」により抜群の暖かさを実現。ダブルライナーは、ベストとしても使用でき、寒さを感じやすくなる秋口からも使用できます。防水透湿機能により、雨や雪などの悪天候時にも蒸れず快適に作業することが可能です。また、フードにもアジャスターがついており、大きさを調節できます。カラーバリエーションは、ティールグリーンとダークブルーの二色展開です。サイズは、Mから4Lまで対応しているため、着膨れしがちな作業着の上からでも着用することが可能です。

[自重堂] 48493 防寒コート(フード付)

耐水圧2,000mmの撥水加工を施した防寒コートです。輻射熱を利用することで軽量で暖かい裏アルミプリントを採用。反射テープやオーロラテープで安全にも配慮しています。カラーバリエーションは、カーキ、ブラック、オレンジの三色。アウトドアテイストなデザインで男女問わず着用できます。サイズは、SSから5Lの八展開です。セットアップ可能な商品で、同様に裏アルミプリントを採用したパンツタイプも販売されています。

[バートル] 7211 防寒コート(大型フード付)

スーツの上に着用しても違和感のないマイルドミリタリーテイストなデザインで、着こなしやすい防寒コートです。首周りには、マイクロブロオクフリースを使用しているため、保温性が高く、裏地には全天候型保温素材「サーモトロン ラジポカ」を採用。軽量でありながら、防風性が高く保温性に優れています。また、裏地に「メガーナ」を搭載することで冬期間に発生しやすい静電気にも対応しています。

[クロダルマ] 54365 防寒コート

綿100%の生地を使用した防寒コートです。フードは、マジックテープで着脱式のため簡単に付け外しが可能です。袖のボタンとマジックテープで、調整が可能、風や雪の侵入を防ぎます。衿裏にはフリースがついており、保温性が高いです。袖や脇、裏地にもポケットがついており、作業時に便利です。カラーバリエーションは、ネイビー、アーミーグリーンの二色でサイズは、Sから7Lまで対応しています。

[アイトス] AZ-9365 制電防寒コート(男女兼用)

静電気帯電防止作業服規格JIS T8118に適合した防寒コートです。反射材を360度に採用しているため、安全性にも配慮しています。防風性をもち、撥水加工が施されているため、小雨に対応します。フードは取り外し可能で煩わしさがありません。ポケットが多数ついているため、作業時に便利です。リフレクター付きアジャスターが袖口についているため、風や雪の入り込みを防ぎ、身体を冷えから守ります。カラーバリエーションは、グレー、ネイビー、ブラックの三色でサイズは、S〜5Lまで7展開。男女兼用のデザインです。

[ジーベック] 801 防水防寒コート

冬の悪天候にも対応した防水性防寒性を兼ね備えた防寒コートです。高視認証安全服ISO2047認定規格に適合しています。高い防風性・透湿性を持つハイスペック素材です。洗濯を繰り返しても高機能を維持します。カラーバリエーションは、オレンジとイエローの二色です。サイズは、M〜5Lまで幅広くカバー。道路整備などの路上作業者や、悪天候時、長時間外にいる職種の方におすすめの防寒コートです。

まとめ

今回は、冬季間に活躍する防寒コートの選び方と併せて、混合しやすい耐水性や防水性、撥水性の違いについても紹介しました。
防寒コートは、ご自身の使用環境に合わせて必要な機能を選ぶことが大切です。屋外でも耐えうる保温性があるものや、屋内でも暖房器具がない場合、重要な役割を果たす防寒コート。簡単にお手入れできることも大切なポイントです。

ワークランドでは、さまざまな業種の方に対応した防寒コートを取り揃えております。防寒コートの購入を検討中でしたらぜひ、当店をご利用ください。

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