コンプレッションウェアとは?効果や機能について
コンプレッションウェアは、さまざまな機能を持つ着圧ウェアです。体の負担軽減やパフォーマンス向上など、多彩なメリットがあります。今回は、コンプレッションウェアの特徴や主な効果、おすすめ着用シーン、選び方など、さまざまな情報をご紹介します。
目次
コンプレッションウェアとは?
コンプレッションウェアは体を適度に圧迫し、動きをサポートする服のことです。着圧ウェアと呼ばれることもあります。スポーツやアウトドアシーン、現場作業など、さまざまな場面で着用されています。
加圧シャツとは何が違う?
加圧シャツは、体を締め付けてトレーニングするためのアイテムです。コンプレッションウェアよりも着圧が強い点が異なります。トレーニング目的の方は、加圧シャツとコンプレッションウェアの併用もおすすめです。
コンプレッションウェアの効果・機能
コンプレッションウェアの着用には、多彩なメリットがあります。スポーツやハードワークなどで抱えている悩みも、コンプレッションウェアの活用で解消できるかもしれません。主な効果や機能について詳しく見ていきましょう。
疲労回復効果
コンプレッションウェアの着圧によって血流が良くなると、酸素や栄養が体全体に行き渡りやすくなります。体への負担を減らし、疲労回復しやすくなる効果が期待できます。
パフォーマンスアップ
コンプレッションウェアは筋肉に適度な圧力をかけるため、無駄な動きを減らすことができます。効率良く動けるようになり、結果としてパフォーマンスの向上につながることがあります。
ケガの防止
コンプレッションウェアの着圧は、テーピングと同様の働きをするといわれています。ケガの悪化を防ぎたいときはもちろん、予防したいときにもおすすめです。
優れた速乾性
速乾性の高いコンプレッションウェアを着用しておくと、汗をかいてもすぐに乾きます。激しく動き回る場面でも、着心地の良さを保ったままでいられるのが魅力です。
悪い姿勢の矯正
猫背や巻き肩など、姿勢の悪さが気になるときにもコンプレッションウェアを活用できます。着用することで、適切な姿勢を維持しやすくなるでしょう。
むくみの解消と血行促進
コンプレッションウェアの着圧は、血行を促進する効果が期待できます。むくみが気になる方にもおすすめです。
着用感もポイント
コンプレッションウェアの締め付け感に魅力を感じる方も見られます。着用することでスイッチが入り、活動に集中しやすくなるという声もあるようです。
着心地改善機能
コンプレッションウェアのなかには、汗による着心地の悪さを軽減できる機能が備わった製品もあります。蒸れやべたつきなどが気になる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
コンプレッションウェアの着用シーン
コンプレッションウェアは、体を動かす場面で幅広く活躍します。特におすすめのシチュエーションは以下の通りです。
スポーツ
コンプレッションウェアは、激しく体を動かすスポーツシーンに適しています。体の負担を軽減しながらパフォーマンスを高められることが大きな魅力です。
登山やハイキング
長時間の活動になる登山やハイキングも、コンプレッションウェアの着用で快適に動きやすくなります。登山者にとっての大敵である汗冷えを防ぐために、速乾性タイプを選ぶことがおすすめです。
仕事着としても最適
ハードな力仕事の現場でも、コンプレッションウェアを着ていると動きやすい点がメリットです。姿勢の維持に役立つため、デスクワーク中心の方にもおすすめできます。
コンプレッションウェアの種類
コンプレッションウェアには、トップスやボトムスなどの種類があります。どういったタイプのウェアがあるのかを確かめてみましょう。
トップス
トップスには主に長袖や半袖、ノースリーブなどのタイプがあります。長袖は秋冬用、半袖やノースリーブは春夏用が中心です。
ボトムス・パンツ
ボトムスやパンツは、ズボンの下に履くものや、タイツ代わりに使用するものなどがあります。寒い季節には防寒対策にもなる点がメリットです。
レッグカバー・アームカバー
腕や脚のみ圧迫したい場合は、レッグカバーやアームカバータイプを選びましょう。着圧する部分を減らしたい人にも向いています。
その他の分類
コンプレッションウェアのメーカーによって、幅広い商品が販売されています。メンズ用アイテムのみを展開しているところもあれば、レディース用アイテムを扱っているところも。ご自分の体型にフィットするウェアがあるブランドを探していきましょう。
コンプレッションウェアの選び方
コンプレッションウェアの効果を最大限発揮させるには、適切な製品を選ぶことが重要です。こちらでは、コンプレッションウェアの選び方を解説します。
目的に合わせて選ぶ
矯正タイプ
運動フォームの改善を目的とするなら、体幹をしっかりとサポートできる矯正タイプを選ぶと良いでしょう。適切な姿勢を保ちながら、安定した動きができるようになるはずです。
サポートタイプ
体の負担を減らしたい、ケガを予防したいといった悩みがあるならサポートタイプがおすすめです。商品によって保護できる部位が異なるため、自分の目的に合うアイテムを選ぶことが大切です。
部分圧着タイプ
動いた後の体をリカバリーする目的なら、部分着圧タイプのウェアが適しています。肉体労働やスポーツなど、幅広い場面で活躍するでしょう。
環境に合わせて選ぶ
マラソン・登山・自転車競技には「下半身用」で足回りを重点的にサポート
下半身への負担が大きい場面では、パンツやタイツなどの下半身用ウェアを着用しましょう。上半身用のウェアと併せて着ることもおすすめです。
陸上競技や筋トレには「全身着圧」で運動効果を高めよう
全身にバランス良く圧力をかけられるタイプは、ジムでの筋トレや陸上競技などの場面に適しています。パフォーマンスの向上にもつなげやすくなるでしょう。
サイズに合わせて選ぶ
コンプレッションウェアは、ジャストサイズのものを選びましょう。サイズが小さすぎるとタイトな着心地になり、動きにくくなってしまいます。反対に、大きすぎると締め付け効果が薄れてしまいます。
機能から選ぶ
コンプレッションウェアには、通気性の良いものや保温性の高いもの、防臭効果があるものなど、さまざまな機能があります。使うシーンに合わせ、必要な機能を備えた製品を選びましょう。
コンプレッションウェアを着用する際の注意点
メリットが豊富なコンプレッションウェアですが、着用時に気をつけておきたいポイントがいくつかあります。こちらでは、コンプレッションウェアのデメリットや注意点を解説します。
サイズが大きいと効果が得られない
コンプレッションウェアのサイズが大きすぎると、体にしっかりと圧力をかけることができません。着用するメリットが少なくなってしまうため、体にフィットするサイズを選ぶことが重要です。
生地素材と肌の相性がある
基本的に、コンプレッションウェアには化学繊維が使われています。人によっては肌との相性が悪く、チクチクして着られないこともあるでしょう。
就寝時の着用は避ける
締め付けの強い服を着たまま寝ると、血行が悪くなってしまうことがあります。就寝時にコンプレッションウェアを着るのは避けましょう。
筋肥大を妨げる可能性も
筋肥大を目的としている方は、コンプレッションウェアの着用が向いていない場合があります。ウェアの効果で酸素の供給量が多くなると、無酸素運動への移行を抑制する可能性があるためです。有酸素運動の際、補助として使う程度にとどめたほうが良いかもしれません。
コンプレッションウェアのお手入れ方法について
コンプレッションウェアを長持ちさせるためには、適切な方法でお手入れすることが大切です。こちらでは、コンプレッションウェアの洗濯・乾燥のコツをお伝えします。
洗濯時はネットを利用
コンプレッションウェアの生地は繊細なため、ほかの衣類と絡まってしまうとダメージが生じてしまうことがあります。洗濯ネットに入れて洗い、劣化を防ぎましょう。
しつこい汚れにはつけ置き洗い
コンプレッションウェアを着るうちに、皮脂や汗などの汚れが蓄積していくことがあります。落ちにくい汚れには、酸素系漂白剤のつけ置き洗いがおすすめです。ただし、商品によっては漂白剤の使用が不可とされることがあります。洗濯表示を確認したうえで、つけ置き洗いしましょう。
乾燥機の利用は避ける
乾燥機を使うと、服に大きなダメージがかかることがあります。ウェアをできるだけ長く使いたい場合は、乾燥機を使わずに陰干ししたほうが良いでしょう。
作業着との組み合わせにおすすめのコンプレッションウェアメーカー
コンプレッションウェアは、作業着のインナーとしておすすめです。最後に、作業着と組み合わせるのにおすすめのコンプレッションウェアメーカーをご紹介します。
BURTLE(バートル)
デザイン性の高さが魅力のブランドです。機能性の高いコンプレッションウェアが揃っており、春夏用の接触冷感素材や秋冬用の起毛素材などのウェアもお手頃価格で購入できます。
TS DESIGN(TSデザイン)
シンプルでスポーティーなデザインが多いブランドです。豊富なカラー展開も特徴のひとつ。コンプレッションウェアは長袖や半袖、ノースリーブ、ロングパンツやショートパンツなど、多彩なタイプがあります。
EVENRIVER(イーブンリバー)
綿素材の作業着やつなぎの開発に力を入れているブランドです。幅広いタイプから選べるデニム素材のアイテムも人気です。コンプレッションウェアにはトップスやボトムスだけではなく、キャップやネックウォーマーなどもあります。
GLADIATOR|CO-COS(グラディエーター/コーコス)
機能性の高い作業着を多数販売しているブランドです。普段着としても使えるようなカジュアルなデザインのアイテムもあります。さまざまなコンプレッションウェアがあり、消臭効果のあるタイプも販売されています。
まとめ
コンプレッションウェアは多機能なアイテムで、身に着けることでさまざまなメリットや効果があります。スポーツやアウトドアだけではなく、仕事場でも活用することがおすすめです。
太洋繊維株式会社が運営する「ワークランド」では、さまざまなブランドのコンプレッションウェアを扱っています。また、コンプレッションウェアと合わせる作業着やつなぎなどのラインナップも充実しています。ぜひお気軽にご利用ください。