この記事では、夏場におすすめのファン付き作業着を紹介します。ファン付きの作業着は、夏場の蒸し暑い作業を快適にする、重要アイテムです。服の内部を涼しく保つため、熱中症対策にもなります。選び方のポイントや種類なども紹介しますので、ファン付きの作業着を購入する際の参考にしてください。

ファン付き作業着の効果とは

ファン付き作業着は、内部に風を送る仕組みにより、汗を蒸発させ温度を下げる効果があります。これは、蒸発と同時に周りの熱を一緒に奪う「気化熱」を利用したものです。

ファン付き作業着のメリット

ファン付き作業着には、どのような効果があるのでしょうか。具体的なメリットを紹介します。

熱中症対策になる

熱中症は、体内に熱がこもり、身体の温度調節機能が狂うのが原因です。そのためファン付き作業着で内部を冷やすことが、有効な熱中症対策となります。屋外もしくは屋内でエアコンを使えない場合におすすめです。

電池代も1日10時間使って20円

作業着のファンを稼働させるのに必要な電気代は、1時間あたり2円です。週5日、1日10時間使用したとしても、月の電気代は400円程度で済みます。同じ条件で冷房を使った場合は、この程度では済みません。ファン付き作業着は、節約という観点でもおすすめです。

夏場の作業を快適に進めることができる

夏場の作業では、暑さで集中力が途切れるなど、不快感を訴える方が多いです。ファン付き作業着により涼しさを感じることで、夏場でも快適に作業を進められます。集中力が増すことで、作業効率も上がるでしょう。

ファン付き作業着の活用場面

ファン付き作業着は、仕事やレジャー、ご家庭でも活用できます。DIYやガーデニング、キャンプなど、お好きなときに着用してください。一般服と変わらないものも多いので、運動着や普段着としてもおすすめです。

ファン付き作業着の選び方のポイント

どのような製品を購入すれば、快適な作業場になるのでしょうか。選び方のポイントを紹介します。

ファンの稼働時間に着目して選ぶ

作業途中にファンが止まると、精神的にも肉体的にもつらいものです。安全な作業をするためには、ファン付き作業着の稼働時間にも気を付けなければなりません。大容量バッテリーを備え、できるだけ長く稼働するものがおすすめです。

セットで選ぶ

ファン付き作業着は、服とファン、バッテリー部分が分かれています。すべてのパーツが揃うことで初めて効果を発揮するため、必ずセット商品を選びましょう。実際、市販品やネット通販では、それぞれのパーツが単品で売られていることも多いです。初めて購入する場合は注意しましょう。

作業着の機能で選ぶ

ファン付き作業着には、撥水加工が施されているものや、UVカット機能がついているもの、着るとひんやり感じるタイプなど、さまざまな機能があります。購入の際は、自分の用途に合った製品を選びましょう。たとえば撥水加工が施されているものは、雨天時での作業におすすめです。

作業着の素材で選ぶ

ファン付き作業着は、絹やポリエステルで構成されていることが多いです。それぞれの特徴を押さえて、最適な商品を選びましょう。

綿100％

綿100％は、火に強く、吸水性や吸湿性が抜群です。ただし天然由来の素材なので、洗濯によって、生地が緩んだり、色落ちしたりする可能性があります。刺激の強い漂白剤や洗剤は、使わないようにしましょう。

ポリエステル100％

ポリエステル100％は、最も涼しさを感じられる素材です。人工的に合成するため、撥水や透湿、UVカットなどの加工がしやすくなっています。綿100％と比べ、色落ちや生地の緩みなども起きにくいです。ただし、熱に弱いため火を扱う現場では使えません。

綿とポリエステルの混紡

絹とポリエステルの長所を組み合わせた素材です。絹の着心地のよさと、ポリエステルの優れた冷却性能をあわせ持っています。お手入れがしやすいため、長く愛用したいという方におすすめです。

デザインで選ぶ

最近の作業着は、おしゃれなものが多いため、デザインで選ぶのもよいでしょう。作業上問題がなければ、自分の好きな製品を選んでください。中には一般服よりおしゃれなものもあります。

ファン付き作業着の注意点

ファン付き作業着を購入する際は、どのような点に気をつければよいのでしょうか。押さえておくべき注意点を紹介します。

ファン・バッテリーは原則別売り

作業着やファン、バッテリーは、セット商品以外、別々に購入しなければなりません。夏場の作業着として使う場合は、必ずすべてのパーツを揃えましょう。ひとつでも不足すると、送風機能を発揮できません。

ファンとバッテリーは同メーカー品を選ぶ

異なるメーカーのファンとバッテリーを併用するのは辞めましょう。機器同士の相性が悪いと、消耗が激しくなったり、パワーが弱くなったりします。ファンを後付けする場合は、特に注意してください。

ファンを取り付ける穴のサイズに注意する

ファンを取り付ける穴は、サイズが決まっています。メーカーごとに若干の違いがありますが、90mmが多いです。ファンを別に用意する場合は、取り付ける穴のサイズにも注意しましょう。

ファン付き作業着の種類

ファン付き作業着の種類を紹介します。ご自身の作業の特徴などから選んでください。

ベストタイプ

袖がないため、動きやすいと感じる方が多いです。価格が安めなので、お財布に不安のある方でも気軽に購入できます。夏場の釣りやバーベキューなど、趣味やレジャーにおすすめです。

半袖タイプ

長袖より風通しがよく、着脱も簡単です。ワキを中心に送風されるため、快適な涼しさを感じられます。長袖の着用を義務付けられていない職場におすすめです。運動着や普段着としても使えます。

長袖タイプ

半袖やベストタイプより風通しは悪いものの、安全性が高いです。最も基本的な形で、豊富な種類が販売されています。日差しがつよい現場や、腕を出すと危険な現場などにおすすめです。

ツナギ服タイプ

ひとつなぎになっているため、上半身から下半身まで涼しさを感じられます。自動車整備や造園など、汚れが付着しやすい現場や、地面と接するような現場におすすめです。

フード付きタイプ

ヘルメットを被ったまま、頭まですっぽり隠せるタイプです。ヘルメットの中まで風が行き届き、首周りの日焼けも防止できます。建築や道路工事、林業など、日中作業が多い現場におすすめです。

レインウェアタイプ

ファン付き作業着に、雨合羽の機能を追加したタイプです。防水や撥水性能が優れており、雨風を気にせずに屋外作業できます。林業や漁業、造園業など、水に濡れやすい現場におすすめです。

高視認証安全服タイプ

デザイン性より、安全性を重視したタイプです。遠くからでも視認できるように、蛍光素材を用いています。交通整理や線路整備など、危険を伴う現場におすすめです。

フルハーネス対応タイプ

肩や胸、胴や脚に、転落防止に必要なハーネスを装着できます。地上高5～6.75m以上での作業現場におすすめです。高所から落ちても、身体全体を優しく支えてくれます。

警備服タイプ

警備服のような見た目をしています。炎天下での警備や守衛業務、駐車場誘導などにおすすめです。実際に着用して、業務にあたっている方も多くいらっしゃいます。

ズボンタイプの販売も

ファン付き作業着は、上着だけでなく、足元も涼しくしましょう。ズボンタイプは、ポケットが通気口となり、空気が循環しやすくなっています。ストレッチ素材を利用するなど、動きやすさも抜群です。

まとめ

ファン付き作業服は、夏場の屋外作業に欠かせないアイテムです。仕事で使う場合は、現場に必要な機能を備えた製品を選びましょう。製品それぞれの特徴を押さえて、自分に合った作業着を見つけてください。

ワークランドは、作業着販売の専門店です。関東に20店舗を展開する太洋繊維株式会社によって運営されています。納期と価格競争力に優れ、品揃えも豊富です。ファン付き作業着も数多く取り扱っていますので、ぜひお試しください。

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