重ね着

この記事では、防寒対策の重ね着について解説します。重ね着というと、どんな服を選ぶかに意識が向きがちですが、着る順番の方も大事です。順番を間違うだけで、動きやすさや防寒性に大きな差が出ます。本記事では、重ね着に適した素材も紹介するので、防寒着を購入する際の参考にしてください。

防寒対策の重ね着は、着る順番が重要

防寒対策の重ね着は、暖かそうな服を重ねるだけでは意味がありません。服同士の組み合わせが悪いと「保温性はあっても汗がべたべたで気持ち悪い」といった不具合が発生します。実用性を重視するなら、服ごとの特徴を押さえ、保温性や動きやすさを兼ね備えた構成を考えましょう。

特に重ね着の順番は、保温性と動きやすさを確保するうえで、非常に重要です。順番を間違うと、内部の温度や湿度調節がうまくいかなくなります。体内の熱コントロールが乱れると、快適な作業も行えなくなるでしょう。作業環境が悪化すると、スケジュールが遅れたり、作業ミスが発生したりします。寒さ対策の成果を大きくするためにも、重ね着の順番はしっかり守りましょう。

どのような順番で重ねるのが良いか

防寒対策の重ね着は、ベースウェア(インナー・コンプレッション)→ミドルウェア→アウターウェアの順で行います。どれかひとつでも工程を飛ばすと、満足のいく防寒性を確保できません。保温性や動きやすさが損なわれるため、必ず順番通りに進めましょう。

体内から発生した熱は、服内部にある空気の層に留まり、保温されます。そのため防寒対策では、空気の層を服内部にどれだけ保有できるかが重要です。空気の層が多くなるほど、内部に熱が溜まり暖かさを感じられます。中綿のジャケットなどが防寒着として優秀なのも、繊維同士に隙間があり、空気の層を作りやすいためです。

ベースウェア・ミドルウェア・アウターウェア、それぞれの特徴と役割(素材含む)を以下でみていきましょう。

それぞれのウェアの特徴と役割・選び方

重ね着するウェアの特徴や役割、選び方を紹介します。重ね着する際の、参考にしてください。

ベースウェア(インナー・コンプレッション)

ベースウェアは、重ね着のベースとなり、保温や吸汗に重要な役割を果たします。直接肌に触れるため、肌着のようなもの、と考えてもよいかもしれません。直接汗を吸うことになるため、吸汗速乾性のあるものがおすすめです。

吸汗速乾性のあるインナーは、汗を素早く吸収し、乾かします。繊維上で水分を蒸発させるため、内部がジメジメすることもありません。体内の体温調節をサポートするため、快適な状態で作業を行えるでしょう。特にコンプレッションウェアは、吸汗速乾性能が高いのでおすすめです。

絹素材のものは、汗をよく吸収しますが体温を低下させるため、防寒着としては不向きです。インナーとして着用すると、急激な汗冷えを起こします。特に建築現場での作業は、激しく動き回るため、汗冷えも起こりやすいです。ミスやスケジュールの遅れを防ぐためにも、絹素材のものは着ないようにしましょう。

ミドルウェア

ミドルウェアは、保温や防寒に重要な役割を果たします。外部からの冷気を遮断し、体内から発生した熱を内部でため込むためです。保温しやすくするために、空気の層を形成しやすい素材のものを選びましょう。

たとえばセーターやニットは、繊維が粗く、空気の層を形成しやすいです。薄手のものを1~2枚ほど重ね着すると、脱いで温度調節できます。中綿を詰め込んだジャケットやメリノウール製のシャツなども、保温性が高いのでおすすめです。気温がマイナスになるような極寒地で作業する際は、羽毛を詰め込んだジャケットを選びましょう。極端に気温が低い地域だと、セーターやニットなどでは対応できません。

薄手のジャケットや絹製のシャツなどは、空気の層を形成しづらく保温性がありません。ミドルウェアとして不向きなので、選ばないようにしましょう。

アウターウェア

アウターウェアは、防水や防風、透湿に重要な役割を果たします。外部と直接接触するため、防風性や防水性、透湿性に特化した商品が多いためです。内部で発生した熱を冷やさないためにも、雨や雪をシャットアウトできる商品を選びましょう。最低でも防風・防水・透湿性能をもったものがおすすめです。

防寒用のジャケットやアウターとして販売されているものなら、基本的な防寒性能を備えています。あとは状況に応じて、最適な商品を選べばよいでしょう。雨や風を遮断できればよいので、中綿や羽毛が詰まってなくても問題ありません。

また、空気の層ができやすいように、余裕のあるサイズを選ぶことが大切です。フィット感が強すぎると、空気の層がなくなり保温しにくくなります。購入の際は、試着して動きやすさも確認してください。

重ね着以外の防寒対策

重ね着以外の防寒対策を紹介します。簡単にできるものばかりなので、ぜひお試しください。

帽子・手袋・靴下なども防寒仕様にする

帽子・手袋・靴下なども防寒仕様にすることで、頭の先から足先まで保温できます。寒さが原因でミスやスケジュールの遅延が発生しないよう、しっかりと対策しましょう。重ね着と併用することで、快適な作業環境を確保できます。

用途にあった防寒着を着用する

作業内容や作業場所によって、防寒着に求める機能性が変わります。たとえば高所で作業する場合は、防風性や動きやすさが重要です。釣りやキャンプに利用する場合は、防水性や防風性が必要になるでしょう。デザイン性があるものを選べば、休日のショッピングなどにも活用できます。最近は発熱素材を使ったものも増えているので、いろいろ試してみましょう。

ツナギの防寒着を着用

ツナギの防寒着は、上下が繋がっているため、防寒性が高いです。腰回りから冷気が入らないため、保温性も高くなっています。インナーが販売されているため、ベースウェアとしてもおすすめです。

上下ともに防寒着を着用

防寒着は、上着だけでなくズボンタイプもあります。上下を防寒着で揃えることで、高い防寒性を維持できるでしょう。上下セットで販売されている場合が多いため、ぜひお試しください。

1枚でとにかく暖かい防寒着を着用

重ね着するのが苦手という方は、1枚でも暖かい防寒着を着用します。作業環境や作業内容に合わせて、重ね着の数を調節しましょう。重ね着の数を減らすことで、動きやすさも向上するはずです。

ベストタイプやフード付きのものなどを着用

ベストタイプは、腕の部分がないため動きやすいです。フード付きタイプは、首から耳元まで防寒できます。双方メリットがあるため、うまく使いこなしましょう。

まとめ

防寒用の重ね着は、ベースウェア(インナー・コンプレッション)→ミドルウェア→アウターウェアの順で行います。それぞれ、「保温・吸汗性」「保温・防寒性」「防水・防風・透湿性」を得るのが目的です。期待する防寒性を得るためにも、必ず順番を守りましょう。

ワークランドは、豊富な品揃えが特徴的な作業服専門店です。関東に20店舗を展開する太洋繊維株式会社によって運営されています。納期と価格競争力に自信があるため、防寒用の重ね着を検討している方は、ぜひご利用ください。

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