高所作業用ヘルメットの選び方とは?材質・安全規格・選び方を解説
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「高所作業用のヘルメット、どれを選べばいいのかわからない」と迷っていませんか?

2m以上の高さで作業を行う場合、ヘルメットの着用は法律で義務付けられています。ただ、規格や材質など確認すべきポイントが多く、製品選びに苦労する方も多いようです。

ヘルメットは「かぶっていれば安心」というものではありません。作業内容や想定される危険に合った種類を選ばないと、いざというときに本来の性能を発揮できないのです。

本記事では、高所作業でヘルメットが必要となる理由と着用義務を整理したうえで、規格・材質の違いをご紹介します。

高所作業でヘルメット着用が必須となる条件

高所作業におけるヘルメット着用は、労働安全衛生法にもとづき義務として定められています。ここでは、着用が必要となる高さの基準と、対象となる作業内容のポイントを整理します。

2M以上の高さが基準

労働安全衛生規則では「地表または作業床から2m以上の高さで作業を行う」際に、ヘルメットの着用を義務付けています。高さの基準は、地面または作業床から作業位置までの垂直距離で判断します。

たとえば、脚立を使って天井付近で作業するときは、床から作業位置までが2mを超えると高所作業に該当します。そして2m以上の高所作業では、ヘルメットに加えて墜落制止用器具の着用も必要です。

着用義務のある具体的な作業

労働安全衛生規則では、一定の作業でヘルメットの着用が義務付けられています。実際に現場で該当しやすい作業は、以下の通りです。

  • 地表または作業床から2m以上の高所で行う作業
  • 飛来物・落下物が発生するおそれがある場所での作業
  • 5トン以上の貨物自動車で荷の積み卸しを行う作業

また、2023年10月の法改正により、2トン以上のトラック荷役作業でも、墜落時保護用ヘルメットの着用が義務化されました。違反した場合、事業者は6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性があります。

まずは現場の作業を洗い出し、どの作業が対象になるのかを確認することが大切です。そのうえで必要な保護具を漏れなく準備しておくと、安全管理が進めやすくなります。

高所作業以外で着用を推奨する場面

法律上の義務がない作業でも、危険が想定される環境ではヘルメット着用が推奨されます。特に、落下物や接触のリスクがある現場では、「必要になってから」ではなく、平時から着用していくことが大切です。

以下、ヘルメット着用が推奨される業務・場面をまとめました。

  • 建設現場 全般(上方からの落下物の危険があるため)
  • 製造工場での天井クレーン作業(吊り荷の下に入る可能性があるため)
  • 倉庫内でのフォークリフト使用時(接触や荷の落下が起こりうるため)

いずれにしても、リスクのある作業ではヘルメットを着用するルールを整え、現場に定着させておきたいところです。

墜落時保護用と飛来落下物用の違い

ヘルメットには「飛来落下物用」と「墜落時保護用」の2種類があります。高所作業では、それぞれの規格の違いを正しく理解しておくことが大切です。

飛来落下物用ヘルメットの特徴

飛来落下物用ヘルメットは、上から落ちてくる物体による衝撃から頭部を保護する目的で設計されています。一般的な建設現場で広く使用されていますが、作業者自身が転落するリスクがある場面では、飛来落下物用の規格だけでは不十分です。

墜落時保護用ヘルメットの特徴

「落下物から守る」だけでなく、「作業者が転落したときの衝撃から守る」ことも想定したヘルメットです。内側に衝撃吸収材を備え、強い衝撃が加わったときの負担を軽くする役割があります。転落の可能性がある現場では、この区分に対応した製品を優先して選びましょう。

高所作業では両規格合格品を選ぶ

高所作業の現場では、飛来落下物用と墜落時保護用の両規格に合格したヘルメットが一般的に使われています。これから購入する際は、対応範囲が片方だけになっていないかを最初に確認しておくと安心です。

具体的には、ヘルメット本体やラベルにある「労(年月)検」の検定合格標章と、「第TH○○○○号」の型式検定合格番号を確認してください。さらに、製品ラベルに「飛来・落下物用」と「墜落時保護用」の両方が表示されているかを見れば、両規格に合格しているヘルメットと判断できます。

高所作業用ヘルメットの選び方

高所作業用ヘルメットの選び方

ヘルメットを購入する際は、安全規格への適合を最優先に、材質や機能をチェックしましょう。

安全規格の確認が最優先

最初にJIS T8131(産業用安全帽)への適合と、「飛来落下物用」「墜落時保護用」の両規格に合格しているかを確認します。検定合格マークがない製品は、法的に要求される安全基準を満たしていません。

また、電気工事を行う現場では、電気用規格(使用電圧7,000V以下)に対応したヘルメットが必要です。電気工事用ヘルメットの多くは、頭部への通電を防ぐため通気孔が設計されており、高い絶縁性能を持ちます。

材質ごとの特徴と使用期限

ヘルメットは材質によって、耐久性や使用期限の目安が変わります。現場の環境に合う材質を選ぶことが、長く安全に使うためのポイントです。以下、主な材質と特徴を見ていきましょう。

ABS樹脂製

ABS樹脂製は加工が容易で電気絶縁性に優れるため、電気工事で広く用いられています。比較的コストを抑えやすく普及している一方で、熱に弱く紫外線で劣化しやすい点には注意が必要です。使用期限の目安は3年以内です。

FRP製

ガラス繊維を樹脂で固めた素材で、強度と耐熱性に優れています。高温環境での使用に適していますが、電気工事には使用できないため、用途に応じた使い分けが必要です。使用期限の目安は5年以内です。

PC樹脂製

PC樹脂製は屋外作業に向き、ABS樹脂より紫外線による劣化に強い特性があります。屋外での使用が多い現場では候補に入れておくと選びやすくなります。使用期限の目安は3年以内です。

夏場の暑さ対策機能

夏場はヘルメット内に熱がこもりやすいため、暑さ対策機能の有無が重要になります。たとえば、遮熱加工のある製品には、直射日光による温度上昇を抑える効果があります。さらにベンチレーション設計やエアロメッシュライナーは、夏場のムレ対策として有効です。

【業種別】おすすめの高所作業用ヘルメット9選

ここからは、ワークランドで取り扱う高所作業用ヘルメットの中から、業種別におすすめの製品をご紹介します。

建設業向け

進和化学工業 SS-19V型T-P式RA(バイザーBタイプ)

飛来落下物用・墜落時保護用の両規格に対応した建設現場向けモデルです。着脱式スケルトンバイザーにより、作業環境に応じてカスタマイズできます。通気孔により蒸れを軽減するため、夏季作業にも適しています。

DIC AA11-CSW型HA6E2-A11式 ヒートバリア

遮熱技術「ヒートバリア」によりマイナス12℃の温度差を実現した製品です。大型通気孔とシールド機能を備え、真夏の土木・建築現場での熱中症リスク軽減に役立ちます。

電気工事業向け

DIC SYA-X型X2E-SYA式(キープパット付)

飛来落下物用・墜落時保護用・電気用(7,000V以下)の3規格に対応した、電気工事向けの基本モデルです。通気孔のない設計で、頭部への通電リスクを抑えやすい点が特徴です。

つば付き形状に加え、雨垂れを受け止める溝も備えているため、屋外作業でも視界を確保しやすくなります。用途の幅が広いので、まず押さえておきたい商品です。

DIC SYA-CS型SFE-K9A式

電気用規格に対応しながら軽量化を追求したモデルです。高所電気工事での長時間作業における首や肩への負担を軽減します。帽体ABS・バイザーPCの構成で耐電圧性能と視認性を兼ね備えています。

製造業向け

進和化学工業 SS-23V型T-P式RA

スライド式通気孔により開閉が自在に調整できる製造業向けモデルです。雨天時はカバーを閉じて雨の侵入を防ぎ、晴天時は開けて通気性を確保できます。ワンタッチラチェット式の調整システムで装着も簡単です。

タニザワ ST#123-JZV エアライトS

コンパクト設計で、狭い工場内でも接触リスクの軽減と軽量化を両立したモデルです。従来品と比べて高さを抑えた形状のため、天井や配管が多い環境でも取り回しやすくなります。

運輸・倉庫業向け

DIC AA16-FV型HA2E式 エアロメッシュ

通気性に配慮したモデルです。大型のフロントベンチレーションにより、夏場でもヘルメット内の熱やムレがこもりにくい設計になっています。

DIC A-01型HA1E3-A01式(キープパット付)

シンプルで軽量な設計のため、大量に導入するときもコストを抑えやすいモデルです。飛来落下物用と電気用の規格に対応しており、倉庫内作業で求められる基本的な安全性を確保できます。

DIC AA23-CV型HA8E4-K23式 クリアバイザー(軽神)

クリアバイザー付きヘルメットの中でも軽量化に配慮したモデルです。透明バイザーにより上方の視界を確保しやすく、荷役作業時の確認ミスを減らす効果があります。

高所作業用ヘルメットに関するよくある質問

ここでは、高所作業用ヘルメットに関するよくある質問と回答をまとめました。

Q:ヘルメットの使用期限はどのくらいですか?

ABS・PC・PE製は3年以内、FRP製は5年以内が目安です。使用環境で劣化は早まるため、期限内の交換と定期点検を前提に運用します。

Q:ヘルメットの正しいかぶり方は?

深くかぶり、先端が眉の上2cm程度にくる位置に合わせます。内部のすき間を確保し、帽体が頭に直接触れないように調整してください。

Q:あごひもの正しい調整方法は?

あごひもは必ず締め、墜落時に脱落しない状態を作ります。締め具合は指1本分の余裕を目安に、左右均等に調整します。

Q:ヘルメットの下に帽子やタオルをかぶってもいい?

基本的には避ける方が安全です。暑さ対策は専用インナーの使用やサイズ調整で対応してください。

まとめ

高所作業用ヘルメットは、2m以上の高所作業で着用が義務付けられている安全装備です。「墜落時保護用と飛来落下物用の両規格に合格した製品を選びつつ、材質ごとの使用期限を守って定期的に交換することが大切です。

ワークランドでは、DIC、進和化学工業、タニザワ、トーヨーセーフティ、ミドリ安全など主要メーカーのヘルメットを幅広く取り扱っています。名入れ加工や特殊塗装にも対応しており、法人向けの無料サンプル貸出しを行っております。

「作業環境に合うヘルメットがわからない」「まとまった数量を導入したい」といったご要望にも、専門スタッフが丁寧に対応します。高所作業用ヘルメットをお探しの方は、ぜひワークランドをご利用ください。

執筆者情報

ワークランド編集部

作業服や作業着、ワークウェアに精通した専門スタッフが監修しています。作業現場での実体験や最新のトレンドを基に、機能性やデザイン性を兼ね備えた商品選びのポイントを分かりやすく解説しています。ワークウェア選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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