機能性?ファッション性?秋冬のアウター選び|ブルゾンとジャンパーの違い
気温がグッと下がる秋から冬にかけて、日中と朝晩の気温差から着るものに悩むことがあるでしょう。そんなとき重宝するのが「ブルゾン」や「ジャンパー」などの軽量なアウターです。時代によって呼び方が変わった印象もありますが、「ブルゾン」と「ジャンパー」には違いがあるのでしょうか。 そこで今回は、秋冬におすすめのアウターと共に「ブルゾン」と「ジャンパー」の違いについても紹介します。
ブルゾンとジャンパーの違いは曖昧
形や性能から明確に分かれているように感じる「ブルゾン」と「ジャンパー」ですが、実はフランス語か英語かの違いによるものです。それぞれを区別する定義もなく製作・販売元により分けられています。 近年では、おしゃれでデザイン性の高いものを「ブルゾン」、機能性に特化したものを「ジャンパー」と呼ぶ傾向にあります。また、時代とともに「ジャンパー」を死語として扱う場合もあり、アパレル業界では「ブルゾン」呼びが一般的となっている印象です。 なお、仕事着として使用されているアウターでは、現在も「ジャンパー」という呼び名が根強く残っています。
機能性で選ぶならジャンパー
英語の「Jamper」が語源となっているジャンパーは「短いコート」を意味します。防水や防寒といった機能性を重視した製品が多く、裾や袖に調整ができるゴムやアジャスターが付いているのも特徴的です。
ジャンパーがおすすめのシーン
軽量で動きやすい「ジャンパー」は、スポーツや作業時におすすめです。ストレッチが効いていて作業時にストレスが少ないものや、防水効果があり雨天でも安心して着られるものなど機能性の高さが魅力です。 また、一般的に「ブルゾン」と呼ばれるアウターに比べると丈も長く保温性の高さをより感じられる製品もあります。さらに、作業服メーカーの「ジャンパー」は、文字入れや刺繍などの加工も手軽でイベントのユニフォームなどにも使用しやすく統一感がでます。現場仕事などで使用する際には、ハードワークにも対応できる耐久性の高い製品を選ぶことで長く使用できます。
選ぶ際の注意点
「ジャンパー」は価格帯がかなり広いため、安価すぎるものを購入した場合、裂けたり破れやすかったりすることがあります。前述の通り、現場仕事やスポーツで使用する際には、裂けにくい編み方や素材を使用しているかなど、耐久性に注目して選ぶ必要があります。なお、ワンシーズンで買い替えをお考えの方には、手軽に購入できることが利点でもあります。 また、機能性に特化している「ジャンパー」は、デザイン面であと一歩と感じることも少なくありません。デザイン面で懸念があるという方は、作業着メーカーの中でも特にデザインに力を入れている自重堂のオリジナルブランド「JAWIN」や「寅壱」など、デザイン傾向が掴みやすいメーカーから探してみるのもおすすめです。
おすすめのジャンパー
自重堂[JAWIN] 58170 防寒ジャンパー
デニム生地とデニムプリント生地を組み合わせた防寒ジャンパーです。ワッペンや2色のデザインボタンが目を引くデザイン。裏地には中綿を使用し保温性も確保しています。カラーは、合わせやすいインディゴ・ブラックの2色です。ブラックは、特に肩回りとのバイカラーも楽しめます。サイズはSから4Lまで対応。内ポケット付きで収納力が高いのも魅力です。
[アイズフロンティア] 9410 ライトウエイトフライト防寒ジャケット
軽量な中綿を使用したジャンパーです。表面は、防風や軽度撥水などお出かけに最適な機能性を備えています。裏素材には裏起毛を採用しており、細部までこだわった絶妙なシルエットが魅力です。さらに、袖部分はストレッチリブ素材を使用することで風の侵入を防ぎます。カラーはシルバーグレー・ブラック・ウォータリーブルー・ティールグリーンの4色で、サイズはMから4Lまでの5展開です。
[自重堂] 48193 防汚加工防寒コート(フード付)
スタジアムジャンパーを思わせるスポーティなデザインの防寒コートです。着脱式のフード付きで突然の雨や雪にも対応可能。必要のない時は取り外してすっきりと着られます。テフロン加工が施されているので汚れが付きにくいです。内ポケットなどの収納力もあり、現場仕事にも最適です。カラーはネービー・シルバー・ブラックのベーシックな3色で、サイズはSから5Lまで対応しています。
[クロダルマ] 54369 防風ストレッチジャンパー
三層ボンディングで、風や雨を防ぐジャンパーです。伸縮性のあるストレッチ素材を使用しているため動きやすく、作業やスポーツにも最適です。また、ポリエステル100%のためシワになりにくく軽量で、お手入れも簡単に行えます。背中や裾には反射プリントも装備されているため、夜間のスポーツや現場仕事にも安全です。カラーはブルー・ネイビー・ブラック・レッドの4色で、サイズはSSから5Lまでの豊富な8展開です。
[寅壱] 2530-124 パイロットジャンパー(衿ボア)
襟のボアが目を引くパイロットジャンパーです。襟は取り外しが可能で気候に合わせた着こなしができます。静電効果があり、職種を問わず着られるのがポイントです。袖口はフライス編みになっているため風をシャットアウト。ペン差しポケットや携帯電話が収納できる胸ポケットが付いているため、仕事用にも最適です。カラー展開が豊富なので気に入った色が見つかるでしょう。サイズはMから5Lまで対応しています。
ファッション性で選ぶならブルゾン
フランス語で「裾を絞ったブラウス」の意味を持つブルゾン。基本的にはウエスト丈ほどの長さで、全体はゆったりとした大き目のシルエットになっています。以下でブルゾンについて詳しくご紹介します。
ブルゾンがおすすめのシーン
「ブルゾン」は、ファッション性に特化している製品が多く日常使いに最適です。ジャケットよりもカジュアルに羽織れるため、エレガントなシーンを除けば万能アイテムです。 ただし、アパレルブランドが展開していることも多いため、機能性は「ジャンパー」に少々劣る印象があります。機能性を重視したい場合には、あらかじめ防寒機能や撥水加工が施されている「ブルゾン」を選ぶことで、機能性への懸念を解消できます。
選ぶ際の注意点
「ブルゾン」は、前述の通りファッション性に優れトレンドを重視しているため「ジャンパー」に比べると高価になりがちです。消耗しやすい仕事着として使用するには抵抗がある方も少なくありません。そのため、使用用途を分けて選ぶのがマストと言えます。 その点、作業着メーカーから販売されているブルゾンは、耐久性を含め機能性が高く、防寒対策も行えるため仕事着としても重宝します。たとえば、デザインに定評のある作業着メーカー「バートル」は、日常使いも視野に入れたデザイン展開が魅力です。その他にも、作業着感を感じさせないデザインも増え、性別を問わず着用出来る製品が各メーカーから展開されています。
おすすめブルゾン
[寅壱] 2587-129 防寒ブルゾン (限定カラー)
軽量で動きやすい防寒ブルゾンです。中綿を使用することで優れた保温性を実現。デザイン性も高く、作業時はもちろん日常使いにも最適です。表素材は型崩れしにくいものを採用しているため、へたりにくく長く楽しむことができます。カラーは、パープル・グリーンの2色で、サイズはMから5Lまで対応しています。
[TS Design] 8126 防水防寒ライトウォームブルゾン
着脱式フードが嬉しいライトウォームブルゾンです。必要のない時は外してすっきりと着られます。対水圧5,000mmの防水加工で、屋外作業や天候の変わりやすいキャンプにも最適。チンガードや裾のリブ使用など細部までこだわりが見えるデザインです。カラーはチャコールグレー・ロイヤルブルー・ネイビー・ライトグリーン・ワインで、サイズはSから6Ⅼまで対応しています。
[ミズノ] F2JE1585 ブレスサーモ中綿ブルゾン
汗など体から出る水分を吸収して発熱する吸湿発熱素材「ブレスサーモ」を使用したブルゾンです。アスリートをサポートするミズノならではの動きやすさに重きを置いたデザインが魅力です。たっぷりと使用した中綿とフードも付いている防寒ブルゾンのため、スポーツ時はもちろん、屋外作業やアウトドアにも最適です。カラーはグレー・ブラック・ネイビー・ブルーの4色で、サイズはSから4XL‐8までの7展開です。
[寅壱] 2530-137 タンカーズジャケット(裏ボア仕様)
見た目のデザインは定番のパイロットジャンパーですが、裏地にボアを採用しています。袖や裾はフライス編みで冷気をシャットアウト。秋冬にピッタリな素材で、保温性を高めます。カラーはパール・クロ・濃コン・シルバー・スミグレーの5色で、サイズはMから5Lまで対応しています。
[バートル] 7410 防風ストレッチ軽防寒ブルゾン
防風ラミネート素材を採用した防寒ブルゾンです。豊かなストレッチ性に軽量であることから動きやすく、仕事着やスポーツにも最適。レイザーシルエットがスタイリッシュで、性別を問わず人気があります。カラーはサーフブルー・レッド・ネイビー・クーガー・ブラック・スノーで、サイズはSSから5Lまで対応。SS・Sサイズは、女性用となっています。
本格的な冬に向けてインナーもチェック
秋から本格的な冬に変わると一気に気温も下がります。「ブルゾン」や「ジャンパー」だけでは体温調節が難しくなるため、インナーを冬用の物に変えて暖かさを確保しましょう。レイアリングをする際、インナーは汗をかいても頻繁に取り替えることができないので、速乾性のあるものを選ぶことが重要です。
[バートル] 4091 ホットフィッテッド ★2024-2025秋冬モデル★
4WAYストレッチ素材で動きやすいコンプレッションウェアです。裏起毛で暖かいだけでなく吸汗速乾加工でドライな着心地を叶えます。不快なニオイを抑える消臭テープを装着。カラーはホワイト・ブラック・バーク・スプリットブラック・ミルスグレーの5色で、サイズはSからXXLの5展開です。Sサイズは、ユニセックスサイズで性別を問わず着用いただけます。
自重堂 [Z-DRAGON] 78174 ロングスリーブ
現場の声から生まれた裄丈が長いインナーです。裄丈が長いことで、保温効果のアップだけでなく、怪我の防止にも繋がります。さらに吸湿・発熱・速乾・ストレッチと満足の機能性です。カラーはブラックカモフラ×ゴールド・ブラックカモフラ×シルバー・シルバーカモフラ×ブラックの3色で、サイズはSSからELまで対応しています。
[寅壱] 7951-617 長袖クルーネックTシャツ
裏起毛で保温性の高いインナーです。制電効果のある糸を採用、伸縮性も叶えました。ラグラン袖で腕周りが動かしやすいのが魅力です。カラーはグレー・クロ・スミグレーの3色で、サイズはSから3Lまで対応しています。
まとめ
今回は、秋冬のアウターについてご紹介しました。秋冬のアウターの中で、特に「ブルゾン」と「ジャンパー」の違いは不明確で、区別が付きにくいです。企業側が名称として提示することで区別できる以外に、機能性を重視すると「ジャンパー」、デザイン性を重視すると「ブルゾン」という分け方が定番となっています。 デザインも機能性もどちらも欲しいという方には、作業着メーカーが展開する「ブルゾン」や「ジャンパー」がおすすめです。近年の作業着メーカーは、若者が着ることを考慮し、デザインに力を入れているところが増えています。今回ご紹介した「ブルゾン」や「ジャンパー」も例外ではなく、日常使いにも最適なデザインとなっています。さらに、日常的にお手入れしやすい素材であることもおすすめのひとつです。 秋冬のアウター、「ブルゾン」や「ジャンパー」をお探しの際はぜひワークランドをご活用ください。信頼の厚い作業着メーカーを取り揃え、ECサイトから簡単に比較・購入ができます。