2025年版】足のサイズの測り方|通販で失敗しないフィッティングガイド

ネット通販で安全靴や作業靴を購入するとき、「サイズ選びで失敗したらどうしよう」「試し履きができないのは不安」と感じる方は少なくありません。

足に合わない安全靴は、作業効率を下げるだけでなく、疲労やケガの原因にもつながります。そこで大切になるのが、正しいサイズの測り方です。

足長や足幅を正しく測れば、かかとが浮かず踏ん張りが効き、長時間の作業でも疲れにくくなります。また、ネット通販ではサイズ表と照らし合わせて選べるため、返品や交換の手間を減らせるのも魅力です。

このページでは、アシックス(ASICS)公式のGRADE基準に沿った、正しい足の測り方を紹介します。必要な準備から足長と足幅の測定手順、通販でよくあるサイズ選びの疑問まで解説しますので、ぜひ参考にしてください。

足のサイズの測り方|測定前の準備

測定の精度は、足のサイズを測るときに使う道具や時間帯、環境、姿勢の整え方で変わります。まずは、測定前の準備について解説します。

準備するもの

足のサイズを正確に測るため、以下のアイテムを用意してください。

  • A4程度の紙(両足分)
  • 30cm定規
  • 三角定規
  • メジャー
  • アシックス公式の「足のサイズ計測シート」

アシックスが配布している「足のサイズ計測シート」は、100%の倍率で印刷すると実寸大の目盛りが表示され、足長や足幅を正確に測るためのガイドに使えます。

ただし、公式サイトにも記載があるように、印刷時の設定やプリンター環境によって寸法に誤差が生じる可能性があります。印刷後に定規を当てて、目盛りが正確か確認してください。

さらに、定規や三角定規で直角のガイド線を引いておくと、つま先位置を合わせやすくなり、測定の誤差を減らせます。計測前に、下記ページからPDFファイルをダウンロードし、印刷しておきましょう。

<関連資料>ASICS「足のサイズ計測シート(PDF)」

測定の時間帯と適切な環境

足は日中の活動でむくみやすく、夕方に近づくほど大きくなる傾向にあります。午後から就寝前に測ると、実際に近い値を得やすいでしょう。

測定時は、平坦で硬い床の上でおこない、紙は波打たないように床に密着させます。かかとは壁にぴったり付けてゼロ点を固定すると、足長を安定して記録できます。室内は十分に明るくし、つま先の位置を正確に確認できる環境を整えてください。

一日中歩き回る仕事では、足のむくみによりサイズが0.5cm前後大きくなることがあります。そのため、終業後に測ったサイズを基準にすると靴が足に合いやすく、指先の圧迫も避けやすくなります。

靴下と姿勢のポイント

アシックスは、裸足での測定を推奨しています。ただし、実際に厚手の靴下を履いて作業する方は、その靴下を着用した状態で測り直し、差分を確認しておくと安心です。

靴下を履くかどうかを確認したら、次に姿勢を整えます。測定時は正面を見てまっすぐ立ち、両足を肩幅に開いて均等に荷重をかけます。椅子に座ったままや片足に体重が偏る姿勢では、数値がぶれやすくなるため注意してください。

また、大抵は左右の足でサイズが微妙に異なります。必ず両足を測定し、大きい方の数値を基準にしましょう。

足長(サイズ)の正確な測り方とは?

足長(そくちょう)とは、かかとから「もっとも長い指先」までの長さを示す数値で、靴のサイズを決める基準になります。アシックスが配布している「足のサイズ計測シート」を100%の倍率で印刷し、シートのガイドに沿って足を中央に置いて測りましょう。

足長の測定は、以下の手順で進めます。流れを把握してから実際の測定に取りかかってください。

  • かかとを「谷折り」ラインで壁に当てる
  • 第2趾を中心線に合わせる
  • 最長趾までを垂直に読む
  • +0.5cmを目安にサイズを選ぶ

それぞれのポイントをまとめていきます。

かかとを「谷折り」ラインで壁に当てる

足長測定で大切なのは、ゼロ点を正しく決めることです。かかとの一番後ろを垂直面にしっかり当てて基準(ゼロ点)を作りましょう。

「足のサイズ計測シート」を使う場合、用紙のかかと基準線を壁に密着させ、そのラインにかかとを押し当てることで、足の置き方による誤差を防げます。壁が使えないときは、厚手の本を直角に立てれば同じ基準を再現可能です。

第2趾を中心線に合わせる

足の向きが斜めになると、実際より短く測ってしまうことがあります。これを防ぐには、紙の中央に引いた縦線に第2趾(足の人差し指)を合わせましょう。そうすることで前足部の軸が安定し、つま先の位置を正しく読み取れます。

なお、最長趾(もっとも長い指)は人によって親趾(親指)の場合もあれば、第2趾の場合もあります。必ず中央線に合わせたうえで、最長趾の先端を基準に記録してください。

最長趾までを垂直に読む

縦の基準線に三角定規や定規の縁を直角に当て、最長趾(もっとも長い指)の先端に触れた位置に印を付けます。上体は起こしたまま立ち、座り込まないようにしましょう。可能であれば、第三者に真上から確認してもらうと誤差が少なくなります。

+0.5CMを目安にサイズを選ぶ

実寸の足長は、あくまで素足で測った長さです。まずはその数値を基準にしましょう。

つま先が基準線を少しでも超えている場合、靴のサイズをひとつ上げるのが無難です。さらに、厚手のソックスを履く方、長時間の使用を想定する方は、再測定した数値を踏まえて+0.5cmほど余裕を持たせるのがおすすめです。これによって指先の圧迫を避けやすくなり、長時間着用時に疲れにくくなります。

足囲(ワイズ)の測り方とは?

足囲(ワイズ)の測り方とは?

足囲(ワイズ)とは、足幅に加えて甲まわりの大きさを反映する数値です。靴のきつさや緩さを左右するため、サイズ選びでは足長と同じくらい大切な指標になります。

特に甲が高い方や幅広の方、また長時間の着用で足がむくみやすい方は、足囲を測っておくと靴の圧迫を避けやすくなります。

以下の手順に沿い、メジャーを使った足囲の測定方法を解説します。

  • 足囲の測定は、次の手順でおこないます。
  • 柔らかいメジャーで母趾球から小趾球を測る
  • 水平に一周させて足囲を計測する
  • 足長と足囲を組み合わせて照合する
  • 左右差やむくみを考慮する

柔らかいメジャーで母趾球から小趾球を測る

足囲の測定では、親指の付け根(母趾球)と小指の付け根(小趾球)の「もっとも張り出した部分」を通る周囲を測ります。この位置は足の幅がいちばん広い箇所であり、安全靴のフィット感を大きく左右します。

水平に一周させて足囲を計測する

メジャーを母趾球と小趾球を通る位置に当て、足の甲から足裏まで水平に一周させます。力加減は、きつく締めすぎず緩すぎず、足に軽く沿わせる程度が目安です。立った状態で測定すると、実際に安全靴を履いたときの状態に近い数値を得られます。

足長と足囲を組み合わせて照合する

足長と足囲の組み合わせによって、ワイズ(E・2E・3E・4Eなど)が決まります。各メーカーのサイズ表、ワイズ表と照らし合わせ、自分の数値に合う区分を確認しましょう。

一般的には、標準的な足型なら2Eが目安です。幅広や甲高の方は、より大きいワイズを選ぶと圧迫を避けやすくなります。

左右差やむくみを考慮する

足囲も足長と同じように、左右で差が出ることがあります。必ず両足を測定し、大きい方の数値を基準にサイズを選びましょう。

また、一日の終わりは足がむくんで足囲も大きくなりやすい時間帯です。実際に安全靴を履く時間を想定して、そのタイミングで測定すると誤差を減らせます。

FAQ|作業靴・安全靴サイズ選びのよくある質問

最後に、現場で働く方から多く寄せられる疑問にお答えします。通販でサイズ選びに迷ったときの参考にしてください。

午後に足のサイズを測る理由は?

日中の立ち仕事や歩行で0.5〜1.0cmほど大きくなるためです。午後から一日の終わりに測ると、実際の使用に近いサイズを得られ、圧迫や靴擦れを避けやすくなります。

靴下を履いて測った方が良い?

メーカーは裸足での測定を推奨していますが、厚手ソックスや二枚履きを想定するなら、その状態でも測って差を確認してください。安全靴は内部空間が限られるため、靴下の厚みがフィット感に大きく影響します。

2サイズの間ならどちらを選ぶ?

基準線を越える場合は+0.5cm大きめを選びましょう。小さめは圧迫や爪のトラブルにつながるため、中敷きで調整できる大きめの方が安全です。

甲高・幅広はどう選ぶ?

足囲を測り、E・2E・3E・4Eなどのワイズの区分を確認してください。甲高・幅広の方は広めを選ぶと圧迫を避けやすく、長時間でも疲れにくくなります。

左右差があるときは?

必ず両足を測り、大きい方に合わせます。小さい足は厚手ソックスやパッドで調整すると履き心地が整いやすく、安全性も保てます。

サイズ表の単位がUS/EU表記のときは?

メーカーによってcm表記とUS/EU表記が混在します。必ず「足長(cm)」の数値を基準に換算表を参照してください。

大きめを選んだときはどう調整する?

少し大きめの安全靴を選んだ場合は、中敷きやインソールで調整するのがおすすめです。甲の高さや足長を補正でき、フィット感が安定します。小さめの靴を無理に履くと圧迫や爪のトラブルにつながるため注意してください。

ワイズ(E・2E・3E・4E)の違いは?

ワイズは足囲をもとにした幅の基準で、Eは細め、2Eは標準、3Eは幅広、4Eは特に幅広とされます。日本人は2E〜3Eが多いとされるため、足囲を測ってメーカーのワイズ表と照らすと、自分に合う幅が判断しやすくなります。

誰かに測ってもらうと何が違う?

一人で測ると、つま先の位置を正確に読み取りにくいことがあります。第三者に真上から確認してもらえば誤差を減らせ、より正確なサイズを記録できます。家族や同僚に協力してもらいましょう。

足のサイズは変化するの?

足の大きさは加齢や体重変化、日常の活動量によって少しずつ変わります。安全靴は長く使うものだからこそ、半年〜1年に一度は測り直す習慣を持つと、常に自分に合うサイズを選びやすくなります。

サイズが合わない靴を履き続けるとどうなる?

足に合わない安全靴は、靴擦れやマメを引き起こすだけでなく、腰痛や膝痛を招くおそれがあります。さらに、重い資材を扱う現場では、姿勢の乱れや転倒リスクにもつながり、安全性を損なう大きな要因です。

試し履きができない通販で失敗を減らすには?

必ず両足を測り、足長と足囲をサイズ表に照らして確認しましょう。その際、返品・交換が可能なショップを選ぶと安心です。

まとめ

作業靴・安全靴のサイズは、アシックスが配布している「足のサイズ計測シート」で測定するのが確実です。適切なサイズを選べば、現場での安全性を高めるだけでなく、長時間の作業による疲労も軽減できるでしょう。

サイズ選びで迷ったときは、ぜひ「ワークランド」にお問い合わせください。最新モデルから定番品まで幅広いラインアップをご用意しており、詳細なサイズ表とあわせて最適な一足をご提案します。

執筆者情報

ワークランド編集部

作業服や作業着、ワークウェアに精通した専門スタッフが監修しています。作業現場での実体験や最新のトレンドを基に、機能性やデザイン性を兼ね備えた商品選びのポイントを分かりやすく解説しています。ワークウェア選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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