通気性のよい安全靴の選び方|蒸れない条件や注意点、おすすめ商品も解説
通気性のよい安全靴は、熱を放出する素材や構造を採用しているため、長時間足を蒸らさずに作業ができます。この記事では、建築業で働く方に向けて、通気性のよい安全靴の選び方について解説します。安全靴の蒸れない条件や注意点、おすすめ商品についても解説しますので、参考にしてください。
目次
安全靴とは
安全靴とは、JIS規格に合格した足を保護する目的の作業用靴です。日本工業規格(JIS)では、「主として着用者のつま先を先芯によって防護し、滑り止めを備える靴」と定義されています。JIS規格の安全靴として認められるには、耐衝撃や耐圧迫、表底のはくり抵抗の3つの基本性能試験に合格する必要があります。
基本性能試験以外にも、かかと部の衝撃エネルギー吸収性・耐滑性・耐踏抜き性・甲プロテクターの耐衝撃性・静電気帯電防止性能の付加的性能試験が設けられています。
安全靴が必要なシーン
安全靴は、主に工場、建築現場、工事現場などで必要とされます。安全靴のつま先に樹脂製や鉄鋼製などのプロテクターが入っているため、重量のある工具や部品などを運ぶときや、重量物が落下する恐れのある場所で作業する際にケガをするリスクを減らせます。
また、安全靴の底はゴムや発泡ポリウレタンで加工されているため、油分や水などの滑りやすい場所で作業する際にも役立ちます。
通気性のよい安全靴を選ぶときの条件
安全靴は作業中に履く靴のため、蒸れないつくりで通気性がよいかが重要です。通気性のよい安全靴を選ぶ際には、通気性がよくなる「ナイロンなどのメッシュ素材」や、靴底に開けた通気穴から空気を循環させる「ベンチレーションシステム」を採用しているかを確認しましょう。
メッシュ素材は汗が乾きやすく靴の中の蒸れを抑えられ、ベンチレーションシステムは熱を外に逃す構造であるというメリットがあります。
通気性のよい安全靴を選ぶときの注意点
通気性の高いメッシュ素材を採用している安全靴は、土や石、雨、水が中に入る可能性があるため、作業現場によって向き・不向きがあります。例えば、作業中に足が蒸れやすい軽作業や運送業などの現場には適していますが、掘削や解体などの粉塵が舞う現場で使用することはおすすめしません。メッシュ素材は耐水性も弱いため、雨や水に濡れる可能性のある現場で作業する方にも不向きです。
通気性のよいおすすめの安全靴【ひもタイプ】
通気性に優れたおすすめの安全靴は、ひも・マジック・そのほかのタイプに分類されます。まずは、通気性に優れたひもタイプのおすすめの安全靴について、商品の特徴やおすすめポイントを交えて紹介します。
[アシックス] ウィンジョブ CP212AC 作業用靴(1271A045)
アシックスの「ウィンジョブ CP212AC 作業用靴(1271A045)」は、優れた通気性が特徴のスタイリッシュなデザインの安全靴です。アッパー部分にはダブルラッセルメッシュを採用し、ミッドソールの前足部と中足部には通気孔を設けることで、シューズ内に空気が取り込める構造になっています。
[ピーク] BAS-4509 鋼鉄先芯 紐タイプ安全靴
ピークの「BAS-4509 鋼鉄先芯 紐タイプ安全靴」は、独自のミッドソールMODEL(モード)を使用した軽量で高反発の安全靴です。内外非対称の通気口によって蒸れを軽減するメリットがありながら、一体ベロで隙間から浸入する水や小石を防止する構造になっています。
[アシックス] ウィンジョブFCP210 作業用靴(1273A006)
アシックスの「ウィンジョブFCP210 作業用靴(1273A006)」は、ホールド性と軽量性に優れたスニーカータイプの安全靴です。SRB中敷とCPグリップソールを採用することで、快適性とグリップ力があり、スポーツシューズのような感覚で履けます。
[コーコス] A-44000 セーフティスニーカー
コーコスの「A-44000 セーフティスニーカー」は、カラーとサイズを幅広く展開している安全靴です。サイズは22.5cm?30.0cmまで取り揃えられ、女性から男性まで着用でき、企業ユニフォームとしても活用可能です。カラーは全8色あるので、お好みのカラーを選べます。
自重堂 [Z-DRAGON] S1193 セーフティシューズ
自重堂のZ-DRAGONシリーズの「S1193 セーフティシューズ」は、ホールド性と機能性を兼ね備えたミドルカットの安全靴です。ヒールストラップが付いているため、着脱がしやすいのも魅力の一つです。かかと部分にはブランドのロゴがあり、5種類のカラー展開から選べます。
通気性のよいおすすめの安全靴【マジックタイプ】
続いて、通気性に優れたマジックタイプのおすすめの安全靴について、商品の特徴やおすすめポイントを交えて紹介します。
[アシックス] ウィンジョブCP305AC 作業用靴(1271A035)
アシックスの「ウィンジョブCP305AC 作業用靴(1271A035)」は、空気を靴内で循環させて蒸れを抑える「AIR CYCLE SYSTEM(エアーサイクルシステム)」を採用したソール構造の安全靴です。
[ミズノ] F1GA2204 オールマイティVH11L 安全靴
MIZUNOの「オールマイティVH11L」は、独自のソール構造とアッパーの大胆なメッシュによる、通気に特化した紐タイプのローカットワークシューズです。広いメッシュ面が夏場でもムレにくく快適な履き心地。通気性を重視した設計を採用し、アッパーだけでなくソール通気孔から靴内の熱を逃がします。
通気性のよいおすすめの安全靴【そのほかのタイプ】
続いて、通気性に優れたそのほかのタイプのおすすめの安全靴について、商品の特徴やおすすめポイントを交えて紹介します。
[SUNDANCE] SDX-21WL セーフティシューズ [WORKLANDオリジナル]
SUNDANCEの「SDX-21WL セーフティシューズ [WORKLANDオリジナル]」は、スタイリッシュなデザインのスリッポンタイプの安全靴です。アッパーは通気性に優れたメッシュと合成皮革を使用し、ソールはEVAクッションと合成ゴムで、履き心地抜群です。
[丸五] マンダムニットHigh #004
丸五の「マンダムニットHigh #004」は、フィット感が抜群で、ストレスのない履き心地の安全靴です。発汗しやすいと言われる足裏部にベンチレーションと、新開発のニット素材を採用することで、通気を実感できる一足です。
まとめ
通気性に優れた安全靴は、熱を放出するメッシュ素材や、空気を循環させる構造などを搭載しています。ひも・マジック・そのほかのタイプの安全靴などのさまざまな種類があるので、現場に合った安全靴を選びましょう。
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