作業着ベルトは必要?素材やバックルの種類までを解説
作業着とセットで必ず揃えておきたいのがベルトです。非常に重要なアイテムではありますが、普段着に使っているベルトを使い回している、という方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、作業用ベルトの必要性や選び方について解説します。
作業着にベルトが必要な理由とは?
ベルトはズボンを固定し、ずり落ちてくるのを防ぐ目的があります。それだけを聞くと単純ですが、作業現場というシチュエーションを踏まえると、その重要性は高まります。
たとえば、ズボンが落ちて裾が余った状態だと、動きにくくなるのはもちろん、転倒などの危険性が高まります。また、機械に裾が巻き込まれると大事故になる可能性もあるでしょう。このように、作業用ベルトは作業時の安全を確保する上でも必ず身に着けておきたいアイテムなのです。
なお、人のウエストはサイズが変わりやすいという傾向があります。そのため、いつでもジャストサイズに調整できることが重要です。
作業着のベルトを選ぶ際のポイント
作業用ベルトの必要性が分かったところで、次に購入時のポイントについて見ていきましょう。選んだもの次第では、作業効率が落ちたりトラブルにつながったりする可能性もあります。注意点なども紹介しておりますので、参考にしてください。
作業用ベルトかどうかの確認
まずは非常に基本的な部分ですが、購入しようと考えているベルトが作業用ベルトかどうか確認しましょう。世の中にはさまざまなベルトが販売されています。その多くは、ファッション用途のものです。
一方、作業用ベルトは激しい動きを踏まえ、伸縮性や耐久性といった機能が備わっています。現場で使うのであれば、作業に耐えられるベルトを選んでください。
ウエストサイズの把握・測定
ベルトを購入する前に、まずはご自身のウエストサイズを把握・測定しましょう。ベルトを着用する目的は、ズボンの下がりを防止するためです。そのため、サイズについては慎重にならなくてはなりません。
もしも自分のウエストサイズに合わない作業用ベルトを買ってしまった場合は、ズボンがずり落ちてくる、もしくは腰回りが苦しい、といった問題が起こります。「フリーサイズ」として売られているものが多いので分かりにくいのですが、きちんと長さを確認してから購入するようにしてください。
ベルトループの太さの確認
作業服の腰回りに配されているベルトループは、それぞれ太さが異なります。そのため、作業用ベルトが太いと、ベルトループに通らない可能性があります。
なお、無理に作業用ベルトをベルトループに通しても、うまく固定ができなかったり、ベルトループにダメージを与えたりする可能性があるので避けましょう。
ベルトの重量をチェック
作業用ベルトは軽量であるのが理想です。そのため、重量については一度確認しておくようにしましょう。ただし、軽さにこだわりすぎて耐久性が劣るといったケースも考えられます。重量と機能のバランスが良いものを選ぶようにしましょう。
バックルの素材にも注目
ベルトを固定する留め金であるバックル。作業用ベルトの場合は、実用的な造りのものがおすすめです。デザイン性を重視しすぎると、激しく動いたときに外れてしまったり、着脱がしにくかったりといった問題が起こる可能性があります。
作業着ベルトに使われる素材の種類
作業用ベルトを選ぶポイントとしてもう一点、ベルトの素材について考えていきましょう。素材ごとに特性は大きく異なります。ご自身の作業に応じたものを選んでください。
革(レザー)
高級感がありスタイリッシュな見た目が魅力の革(レザー)。身体にしっかりとフィットするしなやかさもポイントです。一方、水に弱く、汗の臭いもつきやすいというデメリットには注意が必要です。雨に濡れるような屋外の現場や、汚れがつきやすいハードな作業には向かない、と言えるかもしれません。ただし、使い込むと革の色が劣化し、それが味わいやビンテージ感になるケースもあります。
エナメル
革の表面を樹脂でコーティングした素材。耐久性が高いのが魅力ですが、熱に弱いというデメリットがあります。そのため、夏の屋外や高熱の火を扱うような工場での作業には向きません。
ナイロン
石油由来の合成繊維であるナイロン。乾きやすく軽量で、かつ摩擦に強い・耐久性が高いといった特性があります。作業用ベルトの素材としては定番で、悪天候の屋外などにも最適です。
綿
植物繊維である綿は、多くの衣服に使われている素材です。特徴は吸水性に優れ、柔らかい点です。身体にしっかりとフィットするため、長時間の作業をした際に腰への負担を減らしたい、という方には最適です。
ゴム
ベルトで見ると比較的ニッチな素材であるゴムですが、実は水産業の現場などでは非常に人気です。臭いが移りにくく水に強いのがその理由。また、強く巻き付けられるのでズボンをしっかり固定できます。
なお、水産業以外でも汗を大量にかくような作業現場であれば、臭いが移りにくいという意味でゴムのベルトはおすすめです。
作業着ベルトで使われるバックルの種類
作業ベルト選びのもうひとつのポイントがバックルです。バックルは種類によって固定方式が異なるため、ご自身に合ったものを選ぶのが大切です。
ワンタッチバックル
作業用ベルトの定番バックル。ワンタッチで付け外しができるため、ズボンの着脱がスムーズです。ただし、サイズを調整した後は常にウエストサイズで固定されるため、体型が変化した場合は買い替えが必要になることもあるので注意が必要です。
ローラーバックル
バックルとベルトを挟んで固定できるローラーバックルは、締め付け具体を無段階で調整できる点が魅力です。体型が変わっても使い続けられますし、昼食後にお腹が苦しいといった時にも簡単に緩められます。
フィンガーバックル
サイズ調整と着脱のしやすさを両立させたバックルです。現場でズボンを小まめに履き替える必要がある方にはおすすめです。なお、着脱がしやすい文、固定しないまま使うとバックルが外れることがあるので注意してください。
おすすめ作業着ベルトのご紹介
ワークランドでは、各種作業着ベルトをご用意しております。以下では、当店でおすすめのベルトをご紹介します。
1. [バートル] 4011 ナイロンベルト
ナイロン素材を使ったカジュアルなローラー式ベルト。お値段がお手頃なので、豊富なカラーバリエーションの中から数点を購入するのもおすすめです。なお、アジャスター式となっているため、ベルトをご自身で着れば長さの調整も行えます。
2. [コーコス] G-5006 ストレッチベルト
ストレッチ性の高いポリエステルのベルトです。動きに合わせて約10%伸び縮みするため、作業には最適。カラーバリエーションも豊富で、かつスタイリッシュな点が魅力です。
3.藤和 [TS Design] 84918 ストレッチベルト
デザイン性に定評のあるTS Designのストレッチベルト。バックルとベルト部分、先部分にはロゴがさりげなく配置されています。伸縮性が高いためさまざまな動きにフィットするため、作業用に最適です。
4. [山崎] No.39 L寸ナイロン40mm 2ピン
リーズナブルでありながら、強度と耐久性に優れた定番のナイロンベルトです。豊富なカラーバリエーションが用意されているので、コーディネートにも生かせます。
まとめ
今回は作業着ベルトの選び方について詳しく解説しました。ワークランドでは、上記でご紹介した意外の作業ベルトも豊富にご用意しております。ベルトをお探しの方は、ぜひご覧ください。