この記事は、作業靴のおすすめの種類や選び方について解説しています。最近の作業靴は、安全性や機能性、デザイン性に優れたものなど種類が豊富ですので、様々な商品の中から自分の作業内容にあったものを選ぶことができます。ぜひ作業靴を選ぶ際の参考にしてください。
作業靴(安全靴)のおすすめ・種類ごとの選び方
ここでは、作業靴の選び方について解説します。
JIS規格もしくはJSAA規格の商品を選ぶ
工事現場など事業場によっては、先芯が入った安全靴の着用が義務付けられているケースがあります。そのような場合、JIS規格もしくはJSAA規格の商品を選ぶ必要があります。JIS規格、JSAA規格は、いずれも安全性や耐久性のテストをクリアしたものに対して与えられるものですので、これらの規格の商品を選ぶようにしましょう。
ちなみに、JASS規格は軽さが特徴で、JIS規格よりもリーズナブルな価格のものも少なくありません。一方でJIS規格は耐久性の強さが特徴ですので、耐久性を求める場合はJIS規格がおすすめです。詳しくは後述します。
靴の機能で選ぶ
安全靴は様々な安全面の確保のために様々な機能を搭載しており、機能から靴を選ぶことができます。例えば、先ほど解説した耐久性、火を扱う現場での使用なら耐熱性、さらに雨の日で滑りやすい現場なら耐滑性、耐油性などです。
また、編み上げタイプやブーツタイプの安全靴は防寒性を備え冬向きや、メッシュタイプは通気性が良く夏向きなど、自分の作業内容に合った機能を備えている靴を選ぶようにしましょう。
靴の素材で選ぶ
安全靴は靴の素材によっては、水に強いもの、熱に強いものがあります。これらの素材で選ぶのも1つのポイントです。例えば、ナイロンを使用している靴であれば、通気性と軽さを備えており、様々な現場で利用することができます。
また、本革の商品は、耐久性が高く、熱や摩擦に強いのが特徴です。主に工事現場や建設現場などで活躍してくれるでしょう。さらに合成皮革は水に強く、倉庫内での作業や食品を扱う工場などでの利用に向いています。
ブランド名やデザイン重視、有名メーカーのものを選ぶ
近年では、デザイン性を重視した安全靴も多数発売されています。スニーカーのようなデザインの安全靴もあり、このような靴は日常生活で利用しても違和感がありません。また、NIKEのような有名メーカーやブランドが安全靴を発売していることもあるので、ブランド名やデザインを重視して選ぶのもおすすめです。
コスパで選ぶ
安全靴は安いものだと2,000円程度で購入できるものもありますが、高いものだと1万円以上するものもあります。価格帯はこのように様々ですので低価格のものを購入しこまめに買い換えるといった選び方もできます。また、安いものであっても、3,000〜5,000円程度のものであれば安全性は十分だと言えるでしょう。
作業靴とは何か
作業靴とは、建設現場など危険性を伴う可能性のある現場において、作業時の安全を確保するために履く頑丈な靴のことです。通常の靴とは異なる機能を持っています。作業現場では、重いものが足元に落ちてくる、ガラスや釘を踏むといった恐れがあるため、作業靴によって安全性を確保することは欠かせません。
作業靴には、安全靴、安全スニーカー、セーフティシューズなど様々な種類があります。また、労働安全衛生規則の558条に「安全靴等の使用義務」があり、作業員は現場では安全靴“等”の使用が定められています。では、この等とはなんの事か引き続き解説します。
安全靴
安全靴は、作業中の転倒や落下物などによる怪我を防止するための靴です。先芯が入った作業靴を総称して安全靴と呼ぶこともあります。一般的に、安全靴と呼べるのはJIS規格とJSAAの2種類です。それぞれの靴の特徴について解説します。
正式には、JIS(日本工業規格)規格合格品のみが安全靴
安全靴は、JIS規格に合格したものだけを言い、正確には「先芯でつま先を保護し、すべり止めのついた靴」とされています。また、耐衝撃性能や耐圧迫性能、耐踏み抜き性、耐滑性、表底はく離抵抗、衝撃エネルギー性といった各項目の安全性能が数値で定められており、それらのテストをクリアした靴が安全靴となります。
ちなみに、作業区分は重作業用の「H種」普通作業用の「S種」軽作業用の「L種」の3種類があります。JIS規格にはそのほかにも、踏み抜き性や耐滑性など付加価値性能の基準も定められており、厳密な基準によって作られているのが特徴です。
JSAA(公益社団法人日本保安用品協会)規格品はプロテクティブスニーカーと呼ばれる
JSAAの靴は、つま先が先芯によって保護されているスニーカータイプの作業靴のことを言います。JIS規格の靴ほどの安全性能を求められない現場において安全靴として利用されているのが特徴です。JSAAには普通作業用の「A種」と軽作業用の「B種」があります。JIS規格における「H種」に相当する安全性の靴はありません。
こちらもJIS規格同様、様々な安全性能の基準が定められており、それらを突破した靴が、普通作業用や軽作業用の製品として各種現場の職人さんや作業員に着用されています。
上記以外に、セーフティシューズ、安全スニーカーと呼ばれる商品がある
靴によっては、JIS規格の基準を満たしていない、セーフティシューズや安全スニーカーといった製品が存在します。これらの製品は、製造工場の条件や革製品でないことなどが理由でJIS基準こそ満たしていませんが、耐久性を備えているなど製品としては問題ないものがほとんどです。
これらの製品の多くは、JSAAの表示がついていますが、中には、JSAA規格にも満たない製品もあり、その場合はJIS相当規格と表示されています。作業靴を探している場合は、ぜひこのような製品があることも覚えておいてください。
作業靴を履く理由
ここまでは、作業靴の種類などについて解説しましたが、ここからは、作業靴を使用する理由について解説します。
作業を安全に行うため(転倒や怪我の防止)
作業靴を使用する主な目的は作業の安全性を確保するためです。作業靴には先芯が入っているなど、足元を落下物から守ってくれます。また、つまずいた際に足先にかかる負担を軽くしてくれるといった役割もあります。
法律で義務付けられているから
労働安全衛生規則の558条には「安全靴等の使用義務」が定められています。つまり現場での作業の際には安全靴等を使用しなければいけない決まりになっているということです。
作業靴は消耗品。買い替えタイミングの目安は?
作業靴は消耗品ということもあり、消耗が激しくなると怪我をするリスクが高まります。そのため、安全確保ができなくなると買い換えなければいけません。消耗しているかどうかは、靴の各部位をチェックするようにしましょう。
例えば、先芯が出ていないかどうか、靴底がすり減っている、剥がれてしまっている、滑りやすい、縫い目がほつれている、破けているといった点をチェックしてみてください。
作業靴(安全靴)はどこで買えるか
ここでは、作業靴が買える場所について解説します。
作業服を取り扱うお店やホームセンター
作業靴は作業服を取り扱っているお店で一緒に取り扱っています。また、ホームセンターでも取り扱っていることもあるので、チェックしてみてください。試し履きもできますが、店舗によっては種類が少ないこともあります。
ネット通販
ネット通販を利用して購入することもできます。インターネット上にはたくさんの製品があるので、自分好みのデザインのものを選ぶ、スタイリッシュなものを選ぶといったことも可能です。
まとめ
作業靴は、現場作業において欠かせないものです。製品によってJIS規格のもの、JSAA規格、JIS相当規格のものがあるので、自身の現場や作業内容に合わせて購入するようにしてください。今まさに作業靴を探しているのであれば、太洋繊維株式会社の「ワークランド」の利用を検討してみてください。
太洋繊維株式会社は関東に20店舗を展開する「ワークランド」の運営会社です。豊富な品揃えをベースに、納期と価格競争力を強みとしています。ワークランドならきっと自分にあった作業靴が見つかるはずです。
ワークランドでの作業靴の購入はこちら