最強の防寒着おすすめ10選|素材や選び方・効果を高めるポイントも紹介
防寒着とは、寒さを防ぎ、体を保温する衣類です。真冬の屋外や氷点下の屋内など、極寒の環境で快適に作業するために、「最強に暖かい防寒着を購入したい」と検討中の人は多いのではないでしょうか。この記事では、最強の防寒着の選び方について解説します。防寒着の素材や効果を高めるポイント、おすすめ商品も紹介します。参考にしてください。
防寒着とは
防寒着とは、気温の低い季節や環境でも快適に作業できるように、寒さから体を守り、暖かさを保つ衣類です。防寒着には、素材や機能など、さまざまな種類があります。また、最近の防寒着は、カラー展開が豊富でおしゃれなデザインも多いため、極寒の環境で快適に作業する以外にも、アウトドアやタウンユースとしても活用できます。
最強の防寒着を選ぶ5つのポイント
最強に暖かく快適な防寒着を選ぶには、どのような機能を重視すべきでしょうか。ここでは、5つのポイントについて解説します。
保温機能が高い
最強の防寒着選びの基本は、着るだけで暖かく、熱を逃さない保温機能です。保温機能が高い防寒着には、「裏アルミ加工」「赤外線蓄熱素材」などが使われています。「裏アルミ加工」は、アルミ素材を防寒着の内面などに加工しています。「赤外線蓄熱素材」は、太陽や体から出る赤外線で発熱・保温できる素材です。
風を通さない
風を通さないことも、防寒着には重要です。気温が高くても、風が強いと体感温度は低くなるため、風をしっかり遮る防寒着を選びましょう。防風性の高い素材の多くは、生地の隙間や繊維が複雑に形成されています。
撥水・防水機能がある
雨や雪などで濡れると、体が冷えるため、撥水・防水機能も大切です。撥水とは、生地の表面で水を弾く機能で、フッ素やポリウレタンなどで生地をコーティングします。防水は、水を通さない機能です。生地がビニールや合成ゴムなどの素材、または生地の隙間を埋める加工をしています。
軽量で動きやすく丈夫
防寒着は、重いと作業の妨げになります。「リップクロス」「高密度タフタクロス」を使用した防寒着は、軽量でストレッチが効いていて、動きやすいというメリットがあります。「リップクロス」は高強度で撥水性もあり、軽量であることから、アウトドア用品などに使われています。「高密度タフタクロス」は、高密度で薄い生地です。耐久性や防風性にすぐれているため、コートやウインドブレーカーなどに使われます。
蒸れにくい
作業中に汗をかく人は、透湿性があり蒸れにくい機能を備えた防寒着がよいでしょう。防寒着の中が汗で蒸れると、結露が起きて服が濡れます。濡れた服は不快なだけではなく、体が冷えて体調を崩す恐れもあるため、湿気を逃がす防寒着を選びましょう。
防寒着の代表的な素材
防寒着には、どのような素材が使われているのでしょうか。ここでは、代表的な素材を5つ紹介します。
ナイロン
ナイロンは撥水機能があるため、レインコートとしても着られる防寒着に多く使用されています。水をはじきやすく乾きやすい、軽量・摩擦に強いなどのメリットがありますが、熱には弱いため、火の粉が飛ぶような環境での着用は避けましょう。
ポリエステル
防寒着に使用される代表的な素材は、ポリエステルです。強度が高く、型崩れやシワにもなりにくい素材です。吸湿性が低く、速乾性や耐熱性にも優れているメリットもありますが、毛玉ができやすく、伸縮性のない素材です。
コットン
天然素材のコットンは、肌触りがよく、繊維の中心が空洞のため、吸水性や通気性にも優れています。メリットは熱や火に強く、静電気が起きにくいことです。洗濯方法によっては縮みやすく、しわになりやすいという難点もあります。
ウール・ダウン
コットン同様に、ウールやダウンも天然素材で、共に保温性に優れています。ウールは撥水性に優れているだけではなく、伸縮性もありますが、防虫対策が必要です。ダウンは軽量ですが、湿気に弱いため、汗をかく環境での着用は避けましょう。
素材を組み合わせた機能性の高い素材もある
高機能な素材の中には、素材を組み合わせたものがあります。T/C素材は、ポリエステル35%・コットン65%の割合が多く、しわになりにくく、速乾性のある素材です。コットンにポリウレタンやウールを混合して、ストレッチ性を高めた素材もあります。
防寒着の主な種類
防寒着には、コート以外にもさまざまな種類があります。各アイテムのメリット・デメリットについても解説します。
ベスト
ベストは、インナーにもアウターにも活用できる便利なアイテムです。多いのはダウンや中綿入りのベストですが、袖がなく軽量で、作業の妨げになりません。小さくまとまりやすく、コンパクトな形状になつため、携帯にも便利です。
ブルゾン・ジャンパー
ブルゾンやジャンパーは、袖のある防寒着です。着丈が短く動きやすいため、作業用防寒着として人気があります。作業現場の定番であるドカジャンや防風パーカーなど、さまざまな種類があります。
ロング丈・コート
ロング丈のコートは、寒さから体の大部分を防備する最強のアイテムです。雨風を防ぐレインコートや裏アルミ加工の防寒コートなど、さまざまな機能があります。作業環境にあう丈と機能を選びましょう。
パンツ
防寒着には、パンツタイプもあります。防寒と動きやすさを重視する場合には、ブルゾンなどと組み合わせることをおすすめします。上下別のため、好みの組合せができて着脱しやすいのがメリットです。ただし、体にフィットさせるためのベルトが必要な場合もあります。
つなぎ
つなぎは、上下の衣類がつながっているウェアを指します。隙間がないため、保温性に優れているだけではなく、防風・防水性が高いものも多数あります。着脱しにくいため、慣れるまでは着替えに時間がかかる人もいます。
電熱式防寒着
電熱式防寒着とは、防寒着に発熱体が内蔵されていて、短時間で体を温められるウェアです。作業環境に合わせて温度調節できます。「ヒートジャケット」とも呼ばれ、ベストやベルトタイプなどがあります。
防寒効果をさらに高めるポイント
防寒効果を高めるには、防寒着にアイテムを足す、着こなしを工夫するといったポイントがあります。以下で詳しく紹介します。
コンプレッションインナーを着る
防寒着の中に、コンプレッションインナーを着ると、さらに暖かく過ごせるでしょう。コンプレッションインナーとは、体に圧をかけて筋肉や関節をサポートするアイテムで、体温や湿度を調節する機能をもつものもあります。秋冬用のコンプレッションインナーは、裏起毛など、やや厚手で防寒性の高い品が多く、防寒着にあわせると暖かさに加えて、乾燥防止の効果も期待できます。
レイヤリングをする
防寒対策として、レイヤリング(重ね着)もおすすめです。防寒対策のレイヤリングには、ベース・ミドル・アウターの組合せを考える必要があります。ベースレイヤーは保温・吸汗、ミドルレイヤーは保温・防寒、アウターレイヤーは防水・透湿の効果を考慮しましょう。各レイヤーの効果を活かす素材を選ぶと、作業中の温度調節がしやすくなります。
最強の防寒着おすすめ10選
極寒の季節や環境におすすめしたい防寒ベストやパンツなど、最強に快適な防寒着を10点紹介します。
桑和 [SOWA] 7204-06 防寒ベスト
軽量素材のため、着心地がよく、動きやすい防寒ベストです。撥水加工がされているため、汚れが付きにくく、軽い雨であれば防ぐことができます。カラー展開は、ブラック・シルバーの2色、サイズはM・L・XLです。
[寅壱] 2587-129 防寒ブルゾン
軽量で動きやすく、すっきりしたデザインの防寒ブルゾンです。保温性に優れているほか、撥水加工もされています。スマートフォンやペン差し用のポケットなど、さまざまな収納スペースがあります。カラー展開は3色、サイズはM・L・XLです。
[コーコス]A-2760 撥水防寒ブルゾン
ソフトツイル素材を使用しているため、着心地がよく、丈夫な防寒ブルゾンです。撥水加工・帯電防止の素材で、精密機械の作業現場などにもおすすめです。カラー展開は6色、サイズはSS・S・M・L・LL・EL・4L・5L・6Lです。
藤和 [TS Design] 5127 ライトウォームハーフコート
表面が撥水加工されたコットン100%の動きやすいハーフコートです。袖口リブや脇のウォームポケットなど、気温の低い環境でも暖かく作業できる工夫があります。カラー展開は3色、サイズはS・M・L・LL・3L・4L・5L・6Lです。
[バートル] 7211 防寒コート(大型フード付)
ミリタリー―テイストのおしゃれなコートです。部位により、マイクロブロックフリースやサーモトロンラジポカなどの保温素材が使われているため、極寒の季節も暖かく快適に作業できます。カラー展開は3色、サイズはS・M・L・LLです。
藤和 [TS Design] 84724 TS WOVENストレッチ防風カーゴパンツ
軽量で保温性が高く、防寒・防風性に優れ、透湿機能も備えたカーゴパンツです。ストレッチ機能もあるため、大きな動作を必要とする作業でも快適に動けます。カラー展開は2色、サイズはM・L・LL・3L・4L・5L・6Lです。
桑和 [G.GROUND] 7114-09 防水防寒パンツ
スタイルアップ効果が期待できるシルエットですが、ゆったりした履き心地です。抗菌・防臭、消臭機能の他に、発熱機能のある生地を使用したハイスペックな防寒パンツです。カラーはブラック1色、サイズはS・M・L・LLです。
[自重堂] 48500 防寒続服(つなぎ)
隙間がなく保温性に優れたつなぎに、撥水性と防風性の機能があります。また、襟がフリース仕様、フード付、袖口・裾口にアジャスター付きなど、保温性を高める工夫があります。カラー展開は3色、サイズはM・L・LLです。
[エスケー・プロダクト] GE-390 コットンツイル防寒ツナギ
襟のボアは取り外しできます。また、襟が直立可能なため、首周りを保温・防風できるつなぎです。表はワンウォッシュ加工の丈夫なコットン、裏地は中綿の入ったキルティングですが、裾は中綿がなく、ブーツインしやすい仕様です。カラー展開は2色、サイズはSS・S・M・L・LL・3Lです。
[アイトス] AZ-8301/AZ-8305 Vネックベストセット(HOTPIA)
熱伝導率に優れた繊維が編み込まれた、布ヒーターの電熱式ベストです。丸洗いできる、ストレッチが効いている、断線しにくいといった特徴があります。スマートフォンのアプリで操作できるのも便利です。カラー展開はブラックのみ、サイズはS・M・L・LLです。
まとめ
防寒着には、さまざまな機能やデザインがあり、各メーカーから多数販売されているため、選ぶ際に迷いがちです。最強に暖かくて、快適に作業ができる防寒着を購入するためには、作業環境に必要な機能や好みの着心地を理解して、自分に適した防寒着を選んでください。
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