現場作業や工場作業などをしている人の中には、油など作業着に付く汚れの洗濯について悩んでいる方もいるのではないでしょうか。この記事では作業着の洗濯方法について紹介します。汚れの種類別の洗濯方法や洗濯のコツなどを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

作業着の洗濯頻度

作業着は、こまめに洗濯することが大切です。普段着であれば、1〜3日に1回程度の洗濯で問題ありません。一方で、作業着は毎日着用するものであり、汚れや臭いがたまりやすいため、こまめに洗濯するようにしましょう。

作業着の洗濯の基本とは?

作業着を洗濯する際の基本は、汚れがひどくないのであれば、他の衣類と同じように洗濯してください。一方で、ひどい場合は通常とは違う洗濯方法が必要になります。ここでは、作業着洗濯の基本について解説します。

つけ置き洗いを行う

作業着の汚れを落とす場合、つけ置き洗いが効果的です。これは、作業着によく付着する油や泥といった汚れは洗濯機のみではなかなか落としにくいためです。つけ置き洗いをすることで、衣類がふやけて染み込んだ汚れを浮き出すことができ、汚れが落ちやすくなります。

つけ置き洗いの方法

つけ置き洗いを行う場合、お湯に洗剤と漂白剤を溶かしてつけ置き液を作ります。その後作業着をつけ置き液に浸して1〜2時間ほどそのままにします。つけ置きが終わったら、作業着をよく絞って洗濯機に映してください。あとは通常の洗濯を行うだけです。

汚れの種類にあわせた前処理を行う

作業着の汚れを落とす場合、汚れの種類を把握し、それに応じた前処理を行うことが重要です。例えば、油汚れは洗剤で落ちますが、泥汚れは洗剤では汚れが落ちません。また、汚れた状態のままでつけ置き洗いをすると衣類に汚れがかえって染み込んでしまいます。汚れの種類に応じた前処理を行うことで、より効果的に汚れを落とすことができるでしょう。

作業着の洗濯方法|汚れの種類別に紹介

ここからは、汚れの種類別に作業着の洗濯方法について解説します。

汗汚れ

汗汚れは、油汚れや泥汚れのように目立つものではありませんが、蓄積されることで黄ばみになる可能性があります。汗汚れを洗濯する際のポイントは襟元、脇、背中部分を洗濯用ブラシなどで部分洗いすることです。そうすると汚れが落ちやすくなるでしょう。

洗濯方法

汗汚れを落としたい場合、洗濯機で洗う前に下洗いかつけ置き洗いをするようにしましょう。つけ置き洗いをする場合は、お湯に塩素系の漂白剤を溶かしてつけ置き液を作ります。そこに作業着を1〜2時間程度つけてから洗濯してください。また、汗のような皮脂の汚れはお湯に溶けやすいので洗濯時にお風呂の残り湯を使用するのもおすすめです。

泥汚れ

泥汚れは主に土木や建築現場における作業によって付着する汚れです。泥汚れは、作業着の繊維に泥の小さな粒が入り込んでいる状態なので、通常の洗濯では落としにくくなっています。そのため、汚れを落とす場合、洗濯用の固形石鹸を使用するのがポイントになります。

洗濯方法

泥汚れを落とす場合、いきなり洗うのではなく、最初によく乾かしたうえで付着している泥や砂をできるだけ書き出すようにしてください。その後、60℃前後のお湯を使用してつけ置きを行い、石鹸を塗り込みます。つけ置きが終わったら通常通りの洗濯を行って完了です。

油汚れ

油汚れというと、食べ物の油による汚れがありますが、作業着に付着する油汚れの多くは、機械に使用される油による汚れです。油汚れは、高い温度で洗濯すると油が溶けるため汚れが落ちやすいという特徴を持ちます。

洗濯方法

油汚れを落とす場合、40〜60℃程度のお湯につけ置きをしてから洗濯するのがポイントです。お湯に洗剤を溶かし2時間ほどつけ置きしてください。もし油がなかなか落ちないようであれば、つけ置きの最中に洗濯用の固形石鹸で汚れている箇所をブラシで軽く擦ると効果的です。

サビ汚れ

サビ汚れは、鉄工所などでの作業によって付着する汚れです。普通の洗剤では汚れは落ちないため、還元系漂白剤もしくは中性洗剤やお酢などを使用して汚れを落とすことになります。

洗濯方法

サビ汚れを落す場合、まず汚れている部分を水で擦り洗ってください。その後、中性洗剤とお酢を混ぜた液体もしくは酸素系漂白剤を汚れている部分に染み込ませます。液体が染み込んだらもみ洗い、もしくは洗濯用ブラシで叩いて汚れを浮かび上がらせてください。その後サビ汚れが目立たなくなったら洗濯機で洗ってください。

草汚れ

草汚れは、草の汁による汚れです。他の汚れとは異なり、水溶性と油溶性、さらに色素の汚れが混合しているのが特徴です。草汚れを落とす場合は、まず油溶性の汚れを落としてから水溶性の汚れを落とすようにしましょう。

洗濯方法

草汚れの洗濯は、まず汚れている部分に固形石鹸もしくは粉洗剤を塗って洗濯用ブラシや歯ブラシなどで擦ります。油溶性の草汚れに対してはクレンジングオイルを使用してください。もし汚れが頑固な場合はベンジンの利用がおすすめです。それでも汚れが残っている場合には酸素系漂白剤を使用しましょう。これらの処理が終わったら、洗濯機で洗います。

作業着をきれいに洗濯するためのコツ

ここでは、作業着をきれいに洗濯するために覚えておきたいポイントについて解説します。

洗濯槽・洗濯機を清潔に保つ

洗濯を行う場合、洗濯槽および洗濯機を綺麗な状態にしておくことは非常に重要なポイントです。作業着を洗濯すると洗濯槽が汚れてしまいますが、そのままの状態にしていると別の服などを洗う際に作業着の匂いがついてしまう恐れがあります。また、洗濯槽が汚れていると次に作業着を洗う際に十分な洗濯ができなくなるかもしれません。

洗濯槽の洗い方

洗濯槽を洗う場合、酸素系漂白剤を使用するのがおすすめです。40℃程度のお湯を洗濯槽一杯にためそこに酸素系漂白剤を入れます。漂白剤は10リットルに対して100gを入れてください。その後5分程度洗濯機を動かし、約2時間そのままの状態にしてから再度洗濯機を動かしてください。

そうすると洗濯槽の汚れが浮き出てくるので、汚れをすくい取り、最後に脱水とすすぎをすれば洗濯槽が綺麗になります。

汚れに強い作業着を選ぶ

作業着には汚れがつきにくい、落としやすい加工がされたものがあります。作業着をきれいに洗濯するには、作業着を購入する際に、汚れに強いタイプの作業着を選ぶのも1つのポイントです。

3つの機能を併せ持つブルゾンタイプの作業着

こちらの商品は、防汚加工によって汚れがつきにくく、洗濯時でも汚れが落ちやすくなっているのが特徴です。また、JIS規格水準の帯電防止加工を備え、「アフターペット」という再生ポリエステルを使用しているのも特徴です。

着心地と扱いやすさを兼ねた作業服

こちらの商品は、防汚加工により汚れがつきにくいのはもちろん、ソフトトロピカル素材を使用しているため、着心地も良くなっています。また、吸汗・速乾性にも優れているため、夏場の作業着としてもぴったりです。

作業着を洗濯する際の注意点

ここでは、作業着を洗濯する際に気をつけたい注意点について解説します。

洗濯前に洗濯表記を確認する

洗濯をする際には、必ず洗濯表記を確認するようにしましょう。衣類によっては使用できるお湯の温度が決まっているものもあるため、洗濯表記を無視した洗濯を行うと、衣類を傷めてしまう恐れがあります。

素手で洗濯しないようにする

つけ置き洗いをするときなどは、できるだけ素手で洗濯しようにしましょう。素手で洗濯すると、洗剤の影響によって手の皮脂が洗い流され乾燥や手荒れにつながる可能性があるためです。洗濯する際は、ゴム手袋などを着用するようにしましょう。

泥汚れはある程度、落としてから洗濯する

ドロ汚れを落としたい場合は、最初に泥を落としてから洗うようにしましょう。泥が付着した時のままで洗濯機にかけてしまうと洗濯機のパイプやフィルターなどが詰まってしまうためです。また、いきなり水洗いをすると泥が繊維のすき間に泥が入り込んでしまうのを防ぐ意味合いもあります。

ゴシゴシ洗いすぎない

頑固な汚れを落とそうとすると、ついついゴシゴシと強く洗ってしまうかもしれませんが、これは避けましょう。ゴシゴシ洗いをすると作業着が傷んでしまい、すぐに使えなくなってしまうためです。洗う際は丁寧に洗うようにしてください。

他の洗濯物とわけて洗濯する

作業着を洗う際は、他の洗濯物とは別に洗うようにしましょう。これは、一緒に洗うと作業着の油汚れや泥汚れ、さらには匂いなどが他の衣類に移ってしまうためです。作業着は単体で洗うようにしてください。

洗濯とあわせて知っておきたい|作業着を早く乾かす方法

ここでは、作業着を乾かす際のポイントについて解説します。

洗濯機でよく脱水する

作業着を早く乾かしたい場合は、洗濯機でよく脱水するのがポイントです。脱水時間を長く設定するか、脱水を2回行いましょう。脱水時間を長くする場合、長く脱水をかけすぎるとシワができてしまうため、途中で取り出して畳み、再度脱水をかけるようにするとシワができにくいのでおすすめです。

扇風機や除湿器を使う

室内で乾かす場合、扇風機や除湿機の利用がおすすめです。除湿機によって室内の湿度を下げ、扇風機によって室内の空気を循環させてくれるため、効率よく乾かすことができます。

物干し竿を使って干す

物干し竿を使って干すのもおすすめです。その場合、作業着を裏返して、両袖に物干し竿に通して干すようにしてください。ハンガーではなく物干し竿を使用するのは、両袖に竿を通すことで脇の下など乾きにくい部分も乾きやすくなるためです。

まとめ

建設現場や工場での作業をすると油や泥、草、サビなど様々な汚れが付着します。これらの汚れは通常の洗濯をいきなりするのではなく、つけ置き洗いなどの前処理をしてから洗濯するようにしてください。また、汚れのつきにくい防汚加工が施された作業着を購入するのも汚れ対策の1つです。

太洋繊維株式会社が展開する「ワークランド」では、作業服やコンプレッション、安全靴などを取り扱っています。豊富な品揃えをベースに、納期と価格競争力を強みとしているのが特徴です。防汚加工付きの作業着も扱っているので、気になる方はぜひオンラインショップをチェックしてみてください。

  • 法人のお客様へ
  • ラインアット友達追加
  • インスタグラム
  • 店舗受け取り
  • お役立ち情報はじめました
特集
  • 激安セールアイテム
  • プチプラ商品
  • 早配アイテム
  • 送料無料
  • 大きいサイズ特集
  • レディースアイテム
  • キッズアイテム
  • 雨の日アイテム
  • 高視認アイテム
  • 柄がモチーフ
  • デニム
  • カモフラ
  • プレゼントにおすすめアイテム
  • ウィルス対策マスクあります
  • 祭用品
  • アロハ
  • 採用情報