防寒インナーの選び方のポイントとは?効果的な着用方法も紹介
この記事では、作業服などの下に着用する防寒用のインナーについて解説します。最近の防寒インナーは、機能性に優れているものが多く、作業時の着用はもちろん、屋外での日常的な活動全般にも役立つのが特徴です。防寒インナーの効果的な着用方法だけでなく、どのような種類があるのか、選ぶ時の注意点などについても紹介します。防寒インナーを選ぶ時の参考にしてください。
目次
防寒インナーとは
防寒インナーとは、その名の通り、寒さを防ぐためのインナーのことで、肌着の代わりとして着用可能です。多くの場合着用した人の体から発せられる熱を保温する機能を持っているため、暖かさを感じることができます。メーカーによって、特徴や素材、厚みなどは様々で、近年、高性能なものがたくさん出てきているため、選択肢も豊富です。
日常生活で着用する洋服メーカーのものをはじめとして、作業服のメーカーなどで作られているものにも注目が集まっています。
防寒インナー着用におすすめの場面
ここでは、防寒インナーがどのような場面での着用に向いているのか解説します。
作業現場での着用
防寒インナーは、冬場の現場作業時の着用がおすすめです。現場作業で体を動かすとは言っても、仕事開始直後は体が冷えているほか、朝晩の冷え込みが厳しい時もあります。そう言った時に防寒インナーを着用していれば、寒さを軽減することができます。なお、より具体的なメリットについては、後ほど紹介します。
その他、日常生活やレジャーなどでの着用
防寒インナーは現場作業だけでなく、日常生活やレジャーでの使用にもおすすめです。例えば、暖房のかかった電車、室内、店内などでも防寒インナーは活躍してくれます。これは、服をすぐに脱いで調整が出来ない場面で汗をかいてしまい、外との寒暖差により体が冷える、という悩みを解決してくれるためです。
作業時に防寒用のインナーを着るメリット
防寒対策というと、厚着をするイメージがあるかもしれません。しかし、厚着をすると動きにくくなるため、作業効率は下がってしまいます。一方で、防寒インナーを着用すると、厚着をする必要がないため動きやすくなり、作業をスムーズに行うことができます。身体を冷やさないことで効率よく仕事ができ、怪我や風邪を防ぐこともできるでしょう。
また、インナー以外にも防寒の靴下や手袋など使用することで全身暖かく作業することができますので合わせて利用することをおすすめします。
防寒インナーの主な機能
ここでは、防寒インナーにどのような機能があるのか解説します。
保温性
防寒インナーは、繊維が空気を閉じ込めて保温するものや人の体から出る水蒸気を利用して発熱するものなど、保温性を備えています。
速乾性
速乾性を備えている防寒インナーもあり、1日中着用していたとしても、中は乾燥した状態をキープしてくれます。
吸水・吸湿性
防寒インナーは、吸水性・吸湿性を備えています。そのため、汗をかいたとしても繊維がすぐに吸水してくれ、べたつく心配がありません。
抗菌・防臭性
防寒インナーによっては、抗菌・防臭性を備えたものもあります。汗をかいても臭いや雑菌は気になりません。
防寒インナーの種類
ここからは、防寒インナーの種類について解説します。ここでは、大きく分けて、厚手の秋・冬用と、薄手の通年使用できるものとに分けて紹介します。
暖かい裏起毛など保温性の高いタイプ
防寒インナーによっては、裏起毛や中綿が入っているタイプもあります。このタイプは肌触りの良さと保温性に優れているため、着用時にしっかりとした暖かさを感じることが可能です。そのため、秋や冬など寒い季節の利用に向いています。
通年使用できるタイプ
防寒インナーには、薄手の生地のものもあります。このようなタイプは、ストレッチ性があり、速乾性にも優れているため、通年での利用にもぴったりです。
防寒インナーに使われる素材
ここでは、防寒インナーに使われている素材を紹介します。年々、高性能な素材の開発も進んでいますので、購入時の参考にしてください。
メリノウール
ウール素材は、防寒力に優れており、肌触りの良さも特徴です。中でも、特にメリノウールは防寒力が高く、速乾性や防臭機能、抗菌機能なども備えている便利なものです。汗をかいても冷えないほか、臭いも気にならないですのでインナーにはぴったりだと言えます。
光電子
光電子は、遠赤外線を活用して自然な暖かさを維持する素材です。通常の繊維と比べると、保温効果を長く維持できる特徴を持っており、さらに温度や湿度をコントロールしてくれるため、汗をかいても蒸れないという点もメリットとして挙げられます。
吸湿発熱素材
吸湿発熱素材は、人の体から出る水蒸気を活用して暖かさを維持する素材です。具体的には、汗などの水蒸気を素材が吸収し、それを水に変える際に熱が発生するため、暖かいと感じることができる仕組みになっています。また、吸湿発熱素材では、表面積を増やし、たくさんの湿気を吸収できるように、細かい繊維が使われているのも特徴です。
速乾性吸湿発熱素材
速乾性吸湿発熱素材は、吸湿発熱素材に速乾性を加えた素材で、除湿性能を備えています。速乾性吸湿発熱素材との違いは、速乾性が加わったことで、冷えを防げるようになった点です。そのため、作業をして汗をかいた場合でも、汗によって冷えてしまう心配がありません。
防寒インナーの選び方のポイント
ここでは、防寒インナーを選ぶ際のポイントについて解説します。
機能に注目し、自分の作業用途にあったものを選ぶ
防寒インナーを選ぶ際は、まず機能をチャックして自分がどのような状況で着用するのか、考えたうえで選ぶようにしましょう。例えば、屋外作業時に着用するのか、屋内作業時に着用するのか、体質的に汗をかきやすいか、かきにくいかといった点を踏まえてみてください。
また、実際に作業をするときに動きやすいかどうかも重要なポイントです。そのため、ストレッチ性や動きやすさなどにも着目するといいでしょう。
肌触りにこだわる
防寒インナーは肌に直接触れるものであるため、肌触りは重要なポイントです。肌触りが悪いと着心地も悪くなり、長時間の着用にも向きません。防寒インナーに化学繊維が使われていることもあり、敏感肌やアトピーの人だと、かぶれや乾燥を感じる可能性もあります。そのような場合には、ウールやシルクなどの自然素材を選ぶと良いでしょう。
また、薄手の自然素材のインナーの上に、防寒インナーを着用するという方法もありますので、肌が弱い人はぜひ試してみてください。
防寒インナーの効果的な着用方法
防寒インナーを効果的に着用する場合、上手に重ね着をすることがポイントです。まずは、保温と吸湿・吸汗に優れたインナー(コンプレッションウェア)を着用します。そして、その上に薄手で軽い防寒服を着用してください。防寒服を着ることで、服の中の空気を外に逃さないほか、外からの冷たい空気の侵入を防いでくれます。
そして、一番上に透湿・防水性のあるアウターを着用します。そうすることで防寒インナーの効果をより高めることができるでしょう。現場作業員の方であれば、気慣れた作業服の下にコンパクトに防寒インナーを着用するイメージです。
まとめ
防寒インナーは、軽くて薄手でありながら保温性を備えた便利な衣類です。特に秋や冬など、冷え込んでくる季節には作業着の下の防寒インナーは欠かせません。一方で、防寒インナーといっても素材や機能は商品によって異なりますので、用途に応じて選ぶようにしましょう。
防寒インナーを探している人は、ぜひ「ワークランド」を利用してみてください。ワークランドは、太洋繊維株式会社が関東に20店舗を展開する作業着・作業服の専門店です。豊富な品揃えをベースに、納期と価格競争力を強みとしています。防寒インナーも多数扱っているので、自分にあった商品も見つかるでしょう。